邪魔にならない「こだわりの強さ」を持つ方法
「こだわりが強い人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか? 「こだわり」とは個人の感性や価値観に基づいた思い入れですので、こだわりを持つこと自体は大切なことです。
しかし、その思い入れの強さによって「生きづらさ」を感じている方もいるのではないでしょうか。
今回はこだわりが強い人の特徴や心理を分析し、さらに対処方法までを解説していきたいと思います。
■こだわりが強い人の特徴
ますは、「こだわりが強い」と言われる人には、どのような特徴があるのかご紹介します。
◇1.主張を曲げない
自分が一度「こうだ」と思ったことは、他者からどう言われようと意見や行動を変えたりしません。
逆に、言われれば言われるほど反発心を覚えて、さらにこだわりが強くなることもあります。
◇2.ひとり行動が多い
ひとりで行動することが好きな人もいますが、こだわりが強い人のすべてがひとり行動を好むということではありません。
しかし、こだわりを貫いているとどうしてもまわりと合わないことも多くなり、その結果ひとりで行動するようになるのです。
◇3.パワフル
こだわりを強く持てるということは、自分の主張を押し通すパワーがあるということです。
そのため周囲の人はそのパワーに圧倒され、ひるんでしまうこともあります。
◇4.勝気
こだわりが強い人は、他者からのアドバイスを抵抗勢力と受け止めてしまいがちです。
そのため、それに負けまいと強気で過ごす場面が多く、それが「勝気」という性格として定着することがあります。
見出しこだわりが強い人の心理
要因としては、産まれ持った気質(先天的なもの)もありますが、後天的な要素もあり、それらが絡み合って「こだわりの強さ」というパーソナリティの一部が形成されます。
後天的な要素とは「自分が興味を持ったことに対して制限がなく、そのものに熱中できる環境」があった場合です。
例えば、幼少期から絵を描くことや読書が好きで、制限なく制作に没頭する読書を楽しむ環境を与えられていた場合などです。
特に、幼少期~青年期の環境がそのようなものであった場合は、同年代と比べて経験値も高くなるため優秀な成果につながることも多いです。
それが本人の優越感と相まって、ますますこだわりが強くなるといった傾向があります。
こだわりが強い人の長所・短所
上述したような特徴のある「こだわりの強い人」ですが、短所ばかりではありません。
次に、「こだわりが強い人」の長所と短所をお伝えします。
◇長所(メリット)は?
☆1.粘り強い
こだわりを持ったものに対しては、自分の納得がいくまで粘り強くやり続ける努力と忍耐力があります。
☆2.信念がある
自分の中に確固たる信念があり、そこを曲げないことが「こだわり」というかたちになって映ることもあります。
物事にこだわるというよりは「信念を曲げない」という姿勢です。
☆3.完成度が高いものを作りあげる
思い入れがあるものに対しては、時間や対価など関係なく情熱を注ぐことができるため、完成度が高い作品を作りあげることができます。
◇短所(デメリット)は?
☆1.臨機応変に対応できない
やりだしたことを一時的に中断することが苦手です。
そのため、環境や状況の変化が激しい場所についていくことができずに、居心地の悪さを感じることも多くなります。
☆2.空気が読めない
こだわりがあるものに対して高い集中力を発揮するあまり、まわりの空気が読めなくなり、気づいたら浮いた存在になっていたということもあります。
☆3.敵を作ってしまう
自分の信念を曲げないため、意見やアドバイスをしてくる人を敵対視した言動を取ってしまうことがあります。
その感情を双方が引きずってしまうと、関係の気まずさが生まれます。
■こだわりが強い人に向いている仕事って?
そんな「こだわりが強い人」に向いている職業もご紹介しましょう。
◇1.デザイナー・クリエイター
自分のこだわりを突き詰め、それを作品として昇華させるというのがデザイナーやクリエイターの使命です。非常に向いている職業だといえます。
◇2.作家
ここでいうところの「作家」とは、編集や構成ありきのライターではなく、ゼロから物語を作る作家です。
また、自身で取材をして執筆する「ノンフィクション作家」も、こだわりを如何なく発揮できます。
◇3.画家・イラストレーター
現代はネットやSNSで作品を自由に発信できるようになりましたので、自身のこだわりを作品に昇華できるのはもちろん、社会的評価も受けやすくなりました。
よって、「こだわりをより極められる」状況が生まれています。
副業として始めることもできる環境が整ってきていますので、トライしやすくオススメといえるでしょう。
◇調理師
調理の中でも、ラーメン、ピザ、ケーキなど、食べ物のジャンルを絞り込んで味を突き詰めていくような調理が向いています。
「こだわりが強い性格」との付き合い方
自分自身の「こだわりが強さ」にがんじがらめになることもあるでしょう。
最後に、そんな性格と上手に付き合っていく方法をお伝えします。
◇1.時間を決めて作業をする
「今日は21時で終わりにする」など、取りかかる前に作業の終わりの時間を決めてしまうことです。
最初は時間で中断されることがストレスになりますが、次第に段取りを立ててストレスを少なくするよう自制がきくようになってきます。
◇2.否定をしない
まわりの人から、自分のこだわりと異なる意見や思い入れの強さをたしなめるアドバイスを受けた際、「だって」「そんなこと言われても」などの否定的な感情が出てくると思います。
そう思っている自分に気づいたら、否定をのみ込んで一旦受け止めるということを心がけてみてください。
◇3.確認回数を決める
こだわりの強い人は確認行為が多くなりがちです。
そして、確認をするたびに不備を見つけて修正することを続けていくと、それはこだわりではなく「強迫観念」というストレスになってしまいます。
例えば、仕事であれば「資料の確認は2度まで」など自分の中で回数を決めて対応してみましょう。
「こだわりが強い」はいい個性!
こだわりとは自分自身のパワーを注げるものですから、基本的には人生を豊かにさせてくれます。
しかし、そのこだわりを自己満足で終わらせず、社会貢献につなげるためにはまわりとの調和も大切になってきます。
あなたのこだわりが、まわりの人から「単なるわがまま」と受け止められてしまうとしたら悲しいことですよね。
こだわりが強い性格と上手に付き合う方法、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(小日向るり子)
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