「仲良し家族」でも要注意! 相続トラブルはなぜ起こるのか? (1/2ページ)

新刊JP

『ホントは怖い 相続の話』(ぱる出版刊)
『ホントは怖い 相続の話』(ぱる出版刊)

どんな人でも他人事とはいかないのが「相続」。
「相続なんて資産家だけのもの」と考えられがちだが、そうではない。むしろ、大きな財産のない普通の家だからこそ、相続はもめやすい。そう語るのが『ホントは怖い 相続の話』(ぱる出版刊)の著者で税理士・公認会計士の木下勇人氏だ。

本書は「税理士が伝える相続とはこういうものだ」というイメージとかけ離れた内容となっている。そこには木下氏の「世の中にある相続の情報は相続税の節税に偏りすぎている、節税よりももっと大切なものを見失ってほしくない」という思いがあるという。

木下氏はまた、「うちの家族は仲がいいからもめるわけがない」というのも間違いだとしている。どんなに仲が良くても、財産らしい財産がなくても、もめる時はもめる。それが相続なのだ。

■「仲良し家族」が相続でもめる理由

本書で木下氏は、相続についての基礎知識や相続税対策のノウハウを解説するとともに、相続にまつわる誤解についても紹介している。

たとえば、相続の話になると「うちの家族は仲がいいから」と、もめる可能性を考えず、相続対策を後回しにしている人は少なくない。しかし、いかに仲がよくても、親が亡くなり財産を分け合うような年齢になっていれば、一般的に考えて結婚していたり、進学などでお金がかかる年齢になった子どもがいるケースが多いはずだ。

もちろん、直接の相続人である息子たちや娘たちはもめないように互いに気をつかって相続を進めようとするはずだ。しかし、その夫や妻も同様とは限らない。「もらえるものはもらってよ」という感覚になる可能性は十分にあるだろう。

また、木下氏によると、両親のうちのどちらかが亡くなった際の一次相続よりも、残された方の親が亡くなった際の二次相続の方がもめやすいという。一次相続の場合は残された親の存在があるため丸く収まることが多いが、二次相続は子どもたちだけで相続することになる。そこにそれぞれの配偶者がいると「もっともらえないの?」となりやすいのだ。

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