黒木瞳はデビュー作で男の上で腰を沈め…/子年生まれ女優の情欲場面(終) (2/2ページ)

アサ芸プラス

さらに美保は、50歳を過ぎても「捨てがたき人々」(14年、アークエンタテインメント)で熟した美肌を見せている。

 豊満なバストで、たちまち80年代の性のシンボルに浮上した石田えり(59)は、情欲シーンのある映画出演が多い。異色なのは、大谷直子とのダブル主演で挑んだ「ダブルベッド」(83年、日活)であろうか。松井氏が仰天したのは、カラミも何度かあるが、ベッドの上で自分で慰めるシーンを見せたことだという。一流の女優がそんなシーン見せるなど皆無の時代だっただけに、

「あの場面には目を凝らしました」(前出・松井氏)

 松田美由紀の姉で、79年の朝ドラ「マー姉ちゃん」で主演に抜擢された熊谷真実(59)は、それから8年後に「女衒 ZEGEN」(87年、東映)で一糸まとわぬ姿を見せている。

「監督が今村昌平ですから、緒形拳を相手のベッドシーンはお約束のようなもの。緒形は娼館の繁盛に一役買う女衒の役で、熊谷は体を売る女性の役。妻に逃げられた緒形が子孫繁栄のためにと熊谷に目をつけ、正常位で交わる。最後は熊谷の脚を持ち上げてフィニッシュしましたが、あまりそうしたイメージがない熊谷の唯一のベッドシーンとして貴重です」(前出・松井氏)

 そして戦後間もない48年に生まれた3人の成熟した女性の艶技で締めくくろう。最初に登場するのは、73年に映画「同棲時代」の主題歌をヒットさせた大信田礼子(71)だ。作曲家・都倉俊一との離婚で芸能界にカムバックした大信田は、82年に「ジェラシー・ゲーム」(日活)に出演。

 映画は夏木陽介・大信田の中年夫婦と、村上弘明・高橋ひとみの若いカップルがパートナーを入れ替えるというストーリー。大信田は若い村上を相手に、ダイナミックな肢体とハスキーなアエギ声で強い印象を残した。

 スポ根ドラマの傑作「サインはV」(69年、TBS系)で、岡田可愛のライバルを演じた中山麻理(71)は、エキゾチックな美貌と抜群のプロポーションが目を引いた。いくつか脱いだ作品はあるが、沢田研二と共演した「炎の肖像」(74年、日活)が出色の出来。

「ジュリーが人気絶頂でありながら、中山と激しいベッドシーンをやったことにびっくりしました。中山はハーフ特有の豊かなボディで、胸もヒップも圧倒的でした」(前出・松井氏)

 そして、お宝となるのが丘みつ子(72)だ。ホームドラマの印象が強いが、79年には「白昼の死角」(東映)で、夏八木勲を相手のベッドシーンを見せた。

「意外にも、映画はこれが初出演。夏八木が上になるオーソドックスな体勢での交わりでしたが、意外に大きな胸がバストトップまではっきり映る。その後はトライアスロンなどのイメージが強いので、まさしく生涯ただ一度のベッドシーンでしたね」(前出・松井氏)

 夢チューになれる傑作ぞろいである。

「黒木瞳はデビュー作で男の上で腰を沈め…/子年生まれ女優の情欲場面(終)」のページです。デイリーニュースオンラインは、丘みつ子大谷直子化身石田えり大信田礼子エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る