LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 便利の先には恐怖の未来!?『AI崩壊』 (1/2ページ)
お仕事お疲れ様です。休日の旅行や通勤などで日々、悩まされる車の渋滞。“早く自動運転にならないかなぁ”と思っている方も多いのでは? 自動運転技術は確実に進んでいますが、日本はレベル2で、もう少し時間がかかると言われるけど、便利な日が来るのは、案外、そう遠くはないかも。
今回の作品『AI崩壊』は、そう遠くない2030年が舞台。だから、妙にリアルなのがまた面白い。
この時代では、人工知能「AI」が全国民の個人情報を管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっています。でも、そんな“人のために働く”AIが暴走し、年齢や年収、家族構成、病歴、犯罪歴などで人の生きる価値を選別し、殺し始めたら…考えるだけでも恐怖を感じる。“果たして自分はどう判断されるのだろうか?”ってね。
で、AIが暴走したのは誰のせいなのか? それはもちろん、開発者ってことになりますよね。そう、みんなの怒りの目はプログラムを作った天才科学者、大沢たかおさん演ずる桐生に。疑いを掛けられた桐生の逃亡劇が始まりますが、AIによって、どこを走ってもカメラに監視され、隠れることすらできません。いったい、AIが暴走したのは誰のせいなのか!?
ストーリーだけだと、まるでAI対人間の物語に感じるかもしれませんが、人と人の絆や家族愛の物語でもあります。世の中がパニックになる映画って、組織の中や頑張ってる人たちだけが描かれがちですが、これはしっかりと生活している国民も描かれています。
大沢たかおさんにインタビューで伺ったのは、逃げるシーンへのこだわり。つまり、本作品では走ることが多く、ただ、そこらへんの道を走るのではなく、事前に場所も明確に決めていたといいます。わざわざ新幹線で現場について、スタッフに挨拶する前に「あそこまで走ってください」とリハーサルで走ってから「おはようございます」の日々だったらしい(笑)。
そして、私が“おっ!”と思ったのは、冒頭に話した車の自動運転のシーン。運転席に誰もいなくたって大丈夫だけど、対向車の運転手が不安を覚えるからと、3Dホログラムで運転手がいるように映し出す技術というのが、本当にありそうで納得しました。