翻訳家・柴田元幸が考える「理想の翻訳」 (2/2ページ)

新刊JP

「理想の翻訳」では、ボルヘスの「学問の厳密さについて」から、縮尺一分の一の地図が作られたものの、人々から無用の長物と判断された末路について引用しつつ、何もかも全部伝える翻訳も「縮尺一分の一の地図みたいなもの」とコメントを添えている。

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自分で翻訳をしているけれど、行き詰っている人。これから翻訳をしたいと思っている人。海外文学が好きで翻訳家はどんな考え方をしているんだろうと気になっている人はもちろんのこと、翻訳に少しでも関心があれば、楽しめる一冊だ。ユーモアあふれる柴田さんの言葉が心に響くだろう。

また、親交が深い村上春樹さんの翻訳に触れている章もあるので、村上春樹さんの翻訳本が好きという人も見逃せない一冊である。

(金井元貴/新刊JP編集部)

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