対人関係のストレスを軽減するためにやるべきたった一つのこと (2/3ページ)
人は変わっていくものという前提の上で、認識スタイルについて知っていただきたかったんです。
――人間には相性があると言われますが、本書の内容を踏まえてコミュニケーションをとれば、これまで「相性が悪い」と思っていた相手ともストレスなく付き合うことができるのでしょうか。
飯塚:誰かと相性が悪いという場合、二つのパターンが考えられます。「生理的にダメ」という場合と、コミュニケーションをあまりとっていない状態で相性が悪いと思い込んでいる場合です。
前者の場合はともかく、後者の場合は話してみたらそうでもなかったということが経験則的によくあります。もし、直接コミュニケーションをとっていないうちに相性が悪いと思い込んでいるなら、この本で書いた認識スタイルの考え方で対応できると思います。相手がどんな認識スタイルで物事を受け取って、どんな考え方をするかを把握することで、その人に合ったコミュニケーションの方法がわかるようになっているので、試してみていただきたいですね。
――今のお話にもありましたが、第二部では職場にいる様々なタイプの人の分類と、その対処法が示されています。個人的には、指示出しが雑な上司、丸投げする上司が苦手なのですが、こういう人への対処法を教えていただきたいです。
飯塚:感情面の対処の仕方と行動面の対処の仕方がありますよね。
指示出しが大雑把な人というのは、iWAMの考え方では「全体型」の認識スタイルの傾向が強いといえます。対人関係の感情面のストレスは、相手の行動が理解できないからこそ生まれるものです。つまり「どうしてこういう雑な指示出しをするんだろう」と、相手を理解できていないうちはどんどん怒りの感情がたまってしまう。
でも、認識スタイルの傾向を理解して「全体型の人は物事の細部について意識がいきにくい」と知ることで、少なくとも相手の行動のメカニズムについて納得できるわけで、そうすると自分の中で「あの人はこういう人なんだ」ということで気持ちの折り合いはつけられるはずです。
さらに、行動面も相手の認識スタイルを把握したうえで対処していけばいいと思います。