対人関係のストレスを軽減するためにやるべきたった一つのこと (3/3ページ)
細かいところがどうしても疎かになってしまうのが「全体型」の傾向としてあるので、そこは自分がフォローしてあげたり、大雑把な指示には細部について質問したり、相手を補完するように立ち回れればなおいいと思います。
私が人間関係でそこまで悩んだりすることがなくなったのは「あの人はこう考えるんだな」と客観視できるようになったことが大きかったんです。客観視することで相対化できるので。
――また、職場での人間関係についてよく耳にするのが「世代差」の問題です。若い世代が理解できないという管理職の声がよくメディアなどを通して聞かれますが、こうした問題も「認識スタイル」で解決することはできるのでしょうか。
飯塚:世代間ギャップにも色々な要因がありそうですよね。バブルを経験した世代とそうでない世代では考え方も物事の捉え方も違うでしょうし。正直わかりあおうとすると難しいと思います。
ただ、かならずしもわかりあう必要はなくて、「あの世代はこう考えるんだな」と分類して理解することはできます。自分だけの価値観で考えてしまうと理解できなくてストレスがたまるところですが、世代によっても人によっても考え方に特徴があるんだと理解することは、この本の考え方と矛盾しないはずです。
――本書をどんな人に読んでほしいとお考えですか?
飯塚:まず、タイトルそのままに「人間関係に悩む人」に読んでいただきたいです。あとはマネジメントと親和性が高いので管理職の方々ですね。最近パワハラが問題になることが増えていますが、これはまさに自分の中の価値基準でしか物事を考えていない人が増えているということですから、世の中にはいろんな人がいて、物事の捉え方も様々だとわかっていただくことは役立つのではないでしょうか。
また、人事担当の方々にとっても役立つ内容になったのではないかと思っています。この本で書いているのは、それぞれの違いを認めて一人ひとりの個性をどう生かすかということなので、ダイバーシティや人材マネジメントの話でもあるんです。
――最後に、読者の方々にメッセージをお願いいたします。
飯塚:iWAMを前面に出してはいますが、心理学や脳科学、西洋哲学や東洋思想の話を盛り込んだり、マイケル・ジョーダンからドラッガー、宮本武蔵など古今東西問わず様々な人の話も差し挟みつつ人間関係についてできるだけわかりやすく解説したつもりです。
この本を通じて、お互いに個性を認め合える職場が増えていけば、多くの人がもっと仕事を楽しく感じられるようになったり、社会が明るくなっていくんじゃないかという青臭い気持ちを込めて書きました。読んでいただけたらうれしいです。
(新刊JP編集部)