田中角栄「怒涛の戦後史」(18)元自民党副総裁・金丸信(中) (3/3ページ)

週刊実話

時に、中曽根首相が「再選」されて間もなくであった。

 その3カ月ほど前、田中派内では世代交代の気運が高まり、竹下を中心とする新たな“勉強会”としての「創政会」結成準備会が、田中の目をかいくぐるようにして進められていた。

 情報は、すでに田中にも漏れていた。田中は、これが竹下を中曽根の後継首相候補とし、自分が放逐されかねない“クーデター”として心を痛め、酒量を上げたうえで倒れたということだった。

 金丸がリードし、これに竹下と小沢一郎がスクラムを組むかたちで、「オヤジ(田中)殺し」という名の政変劇が始まったのだった。
(本文中敬称略/この項つづく)

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【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。

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