50代からの「目の重大異常」診断チェック(1)単なる疲れではない眼精疲労 (1/2ページ)

Asagei Biz

写真はイメージ
写真はイメージ

 中高年になると老眼が進むことから、ちょっとした目の違和感に慣れっこになってしまいがち。しかし、油断してはいけない。それを放置しておくと症状は静かに進行し、最悪の場合、失明につながる可能性もあるのだ。チェックリストが発するシグナルをいち早く解読して、リスクを回避しよう!

 中高年になると、手元の文字が読みづらい、夜になると視野がかすんでくるなど、日常生活のあちこちで目の不調を感じるようになる。実際、目の病気や視力回復トレーニングに関する書籍の売れ行きも好調だという。

「この年齢だからしかたがない」「この程度なら大したこともないだろう」とそのまま放っておく人も多いが、実はそれらが重大な病気の兆候となるという認識を持つべきなのだ。

 まずは、ページ下部のチェックリストをぜひ確認してもらいたい。もしこれらの項目の3つ以上にチェックが入ったならば、一度眼科へ足を運んでみるべきだ。

 眼病の大きな原因は、積み重なる目の疲労にある。こう語るのは、眼病はり治療を行う「武井鍼治療院」の武井禧明院長だ。

「私たちの日常の情報はほとんどが目から入ります。そこにかかる大きな負荷が視神経を伝わって脳へのストレスとなり、首や肩コリや頭痛など他の症状も引き起こすのです」

 特に昨今ではパソコンでの作業、スマホやタブレットの普及によって、目を取り巻く環境は大きく激変している。

 眼病に関する著作を多数手がけている、二本松眼科病院・平松類医師は、全国に2200万人もの患者がいるという現代の眼病「ドライアイ」をその一例として挙げた。

「デスクワーク従事者の7割が抱えている、VDT症候群(ディスプレイを使用した作業を長時間続けることで起こる体や心の不調)の症状のひとつです。文字どおり、目が乾くわけですが、頭痛、体がだるくなるなどの症状も併せて引き起こされます。12秒間まばたきを我慢できなければ、その疑いがあるとみてよいでしょう」

 このような環境の変化もあり、中高年層の眼病の発症率はますます高まっていると言える。早いうちから目からの危険信号をキャッチしておくことは、なにより大事なことなのだ。 以上を踏まえて、チェックリストの内容にさらに踏み込んでいこう。

「50代からの「目の重大異常」診断チェック(1)単なる疲れではない眼精疲労」のページです。デイリーニュースオンラインは、50代からの「目の重大異常」診断チェックVDT症候群眼精疲労社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧