人間の脳は自分が信じている考えを正当化するためにデータを歪めて記憶する(米研究) (2/3ページ)
人々は自分で、間違った情報を発生させているのです。それは外部の情報源ではなく、自らが生み出したものです
オハイオ州立大学の情報伝達の助教授ジェイソン・コロネル氏は言う。
・誤った情報は偏見と共に広がっていく
研究者たちは、こうした誤まった情報が、社会の中でどのように広まるのかを研究している。
研究で被験者たちは、メキシコ移民の数について真実を聞かされた後で、2007年と2014年の移民の数について、自分が覚えていることを書かされた。
こうした数字は、別の人に伝わり、またほかの人に広まっていき、さまざまな会話を通してその情報が伝わっていく。
更にやっかいなのは、情報(数字)が第三者に伝われば伝わるほど、それを伝えた前の人がもつ偏見が情報と共に拡散されていくのだ。
伝言ゲームのように、最初のほうは真実が伝わっているのに、後の段階ではいつの間にか誤まった情報になっていき、そちらのほうが真実として広がってしまうのは懸念すべきことだ。
問題は、誤った情報をあなたがシェアしているということなのです。自分の頭の中にある、いいかげんに覚えている情報をろくに精査しないでまわりに伝えることは慎みましょう。シェアするのなら、きちんと情報を確認してください。そうじゃないとあなた自身が間違った情報源になるだけです。