人間の脳は自分が信じている考えを正当化するためにデータを歪めて記憶する(米研究) (1/3ページ)

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人間の脳は自分が信じている考えを正当化するためにデータを歪めて記憶する(米研究)
人間の脳は自分が信じている考えを正当化するためにデータを歪めて記憶する(米研究)

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 人は自分が信じたいものしか信じない。どんなに科学的根拠を積み上げて説得しても、信念や偏見の前では無力であることが、これまでの研究で明らかとなっているが、新たなる研究ではそれが裏付けられる形となった。

 『Human Communication Research』に掲載された論文によると、我々は、意見の分かれる話題を議論する時、自分が信じている考えを正当化するために、動かしがたい事実があるにもかかわらず、それを歪めて解釈し、自分に有利になるように記憶するという。

 さまざまな話題が人から人へ伝わっていく過程で、それぞれの偏見や主観が加わり、話の中の数字がすり替えられていくことが明らかになった。
・無意識に自分の考えが有利になるよう数字をすり替え

 米オハイオ大学の情報伝達学部が行った研究では、4つの議論の多い社会的話題をとりあげ、被験者たちにその統計的な数字を覚えているか、訊いてみた。

 すると人は、無意識のうちに意味もなく、その数字を自分の見解に合うように、頭の中ですり変えてしまうことがわかった。

 例えば、2007年から2014年の間に、アメリカの移民の数が110万人"減った"という事実を示しても、移民に反感をもっている被験者は、その事実を無意識のうちに歪めてしまう。

 2007年は1,280万人、2014年は1,170万人という数字をちゃんと示しているにも関わらず、彼らは正反対の数字を記憶に留めているのだ。

 その結果、2007年よりも2014年のほうがメキシコ移民の数は増えていると、多くの人が思い込んでいるのだ。
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