ペッパーボーイズ「女子高生でもスポーツ刈り」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕 (2/3ページ)
前田さんは見た目も男性そのものですけど、高校時代は、どんな感じだったんですか?」
前田「セーラー服を着ながらも、スポーツ刈りでしたからね」
石本「だから、女の子っぽくないというか、スポーティでした」
ゆま「いきなりソッチのお話を聞いちゃいますけど、前田さんはどうやって、そこまで男性的になられたんですか?」
前田「どんどん聞いてください。僕は18年に性別適合手術を受けているんです。そのほか、男性ホルモンの注射を打っているんですよ。僕は物心ついた頃から、体は女性なのに、自分の心は男性だと思っていたんです。なので、東京に出たら、男性ホルモンの注射をしようと思っていましたね」
ゆま「そうなんですね。戸籍上も男性に変更されていると聞いたんですが……」
前田「ええ。去年の1月11日に変更しました。約1年前ですね。ただ、それ以前から“オニィ芸人”として活動していたので、みんな知っていましたよ」
ゆま「隠していたわけでもないんですね」
前田「全然」
石本「あのぉ~」
ゆま「はい、どうされました?」
石本「彼は男性だけど、料理がめちゃくちゃうまいんです。涙は出ないけど、ウルッとくる味なんですよ。涙は出ないんですけどね」
前田「だったら、ウルッとくる味だけでいいだろ」
ゆま「アハハ。前田さんの料理では、何が一番おいしかったですか?」
石本「卵焼きです。お母さんの味がするんです」
前田「嘘つけ! お前に卵焼きを作った覚えはない」
石本「あれ? あまり甘くない卵焼きじゃないの?」
前田「まあ、甘くはないけどさ。お前に作ったのはポテトサラダじゃなかったか」
石本「そうだっけ。あまり覚えていないです」
ゆま「アハハ。いいなぁ、ほんと、仲良しですよね」
石本「本当においしいんですよ。料理が」
ゆま「食べてみたいなぁ。前田さんはずっと料理を勉強されていたんですか?」
前田「僕は子どもの頃から、おばあちゃんに“花嫁修業”をさせられていたんですね。