上野樹里「テセウスの船」の圧巻の演技力を支える“暗黒時代”

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上野樹里「テセウスの船」の圧巻の演技力を支える“暗黒時代”

 俳優・竹内涼真主演の日曜劇場「テセウスの船」(TBS系)の第5話が2月16日に放送され、平均視聴率11.8%とシリーズ最高をマーク。初回からずっと11%台をキープする好調ぶりを見せている。

「このドラマは、東元俊哉氏による同名マンガが原作。竹内演じる主人公・田村心が、31年前に雪深い村で父が起こした毒殺事件の真相を追うヒューマンミステリー。心は31年前の平成元年にタイムスリップして、事件を食い止め“過去を変える”ことに挑むも、心が過去を変えた為に、物語の冒頭で命を落とした最愛の妻・由紀(上野樹里)が週刊誌の記者となって再び登場するなど、波乱の展開に視聴者も一喜一憂。そうした見逃せない構成が好視聴率の要因になっていますね」(テレビ誌ライター)

 ことに、再登場した第4話での上野の演技が視聴者の心を熱くしたようだ。

「“無差別殺人事件”について調べている週刊誌記者になっていた由紀は、躊躇する心に変わって事件の“被害者の集い”に乗り込み、被害者たちを前に『真犯人がいるのではないか』と熱く語り、無実の証言をしてくれる人の協力を呼びかけます。罵声を浴びせられ、挙句は水をかけられたものの、5分に及ぶ鬼気迫る演技には《迫真の演技に泣いたわ》《やっぱり上野樹里さんの演技大好きだ、最高だ…泣》《この二人また結婚して欲しい》などの感動の声が殺到しています」(前出・テレビ誌ライター)

 上野のこれまでの女優人生は、決して平坦ではなかった。2011年に24歳の若さで大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(NHK)のヒロインに抜擢されるも、共演する宮沢りえや鈴木保奈美への“タメ口騒動”やスタッフとのトラブルが報じられ、国民的な女優になるどころか年間平均視聴率17.7%と惨敗。それから長い間チャンスに恵まれなかったが、2018年、山崎賢人主演のドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系)で復活のキッカケを掴む。

「“憑依型女優”と言われる上野ですが演じる役がどんな人間なのか突き詰めて考え、役作りをするタイプ。『グッド・ドクター』撮影時には、実際に小児外科外来や病棟を訪れ、熱心に取材を積み重ねていました。昨年、13年ぶりに月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)でヒロインを演じた際も、熱のこもった役作りに取り組み、高視聴率を得ました。今回のドラマも、今後数字を伸ばせるのかは、上野演じる由紀にかかっていると言っても過言ではないでしょう」(テレ局関係者)

 初回の冒頭で命を落とした上野が、まさかの展開。ますます目が離せそうにない。

(窪田史朗)

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