やりたいことが見つからない……夢を仕事にするってそんなに大事? 哲学者に聞いてみた #もやもや解決ゼミ (2/4ページ)
これは「プラグマティズム」というアメリカ発の思想で、その完成者はジョン・デューイといいます。
だからプラグマティズムを人生に当てはめればいいのです。例えば、ゼミやアルバイト何でもいいですが、そのような活動をしていると何か問題点が見つかるはずです。「こうすればよくなるのにな」といったポイントが見つかりそれを実現したくなるでしょう。
大学を卒業して就職しても同じです。どこかの企業で働き始めたら、同様にこうしたらいいのにといった自分なりにできること、やりたいことが出てくるはずです。あるいは、今やっている仕事ではなくて全く違うことをしたいと思うかもしれません。
そうして初めて「本当に自分がやりたいこと」が見つかるのです。
別のアプローチを取ってもいいですよ。例えば「いろいろな仕事の一覧」があったとして、その中で一番ましだと思う仕事を選んでそれを始めてみます。
すると、やはり自分が気に入るように変えてみたくなるはずです。「こうしたい」「ああすればいい」など、そこを変えていけばいいのです。
哲学者ジャック・デリダいうところの「脱構築」です。既存のものを壊して作り直しをするわけです。
つまるところ、何もないところには目標など生まれない、ということです。
人が目標を見つけるためには「たたき台」が必要なのです。何かをやってみるための「たたき台」です。

大学生読者のみなさんはやがて就職活動を始めるでしょう。極論を言ってしまえば、就職先などどこでもいいのです。どこに入っても一緒です。
何か自分にできることが見つかり、自分のいいようにやりたくなったとき、それがその就職先では実現できないとなれば絶対に転職します。
無から有は生じないといいますが、
夢(む)は有からのみ生じるのです。
全くその必要はありません。