大正・昭和から現代に受け継がれた銘仙の華麗な世界を紹介する「これからメイセン −銘仙の源泉と変遷−」 (2/4ページ)

Japaaan

大正期までに多くみられた縞柄や矢絣などから、次第に昭和にかけて花鳥風月や幾何学、時に建築や飛行機など、多彩で絵画的な図柄が登場していく銘仙には、新しい時代の訪れを謳歌する当時の女性たちの姿を垣間見ることができます。

最新テクノロジーでよみがえるサスティナブルなメイセン

一方このような銘仙の流行表現を影で支えていたのが、当時北関東に存在した各産地での職人たちによる技術的な挑戦です。

今回、東京造形大学と下城株式会社による産学連携プロジェクトでは、この当時の銘仙の素晴らしい技術を未来に向けてどう繋げていくかをテーマにテキスタイルを開発。

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その結果誕生した「これからメイセン」では、ほぐし織りという当時の技法をベースにしながら、現代のテクノロジーを活かして熱転写により経糸に染料を定着させています。

通常、染色には大量の水を必要としますが、熱転写では水を使わずに染を施すことが可能で、サスティナブルなこれからの時代のものづくりとしても注目に値します。

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