ネガティブなデマほど拡散してしまう? “善意がアダとなった”デマを見分ける方法 (1/2ページ)

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 新型コロナウィルスの感染が広がる中、現時点では治療法が確立していないウィルスとあって、デマを含めた情報が錯綜し、世界的に混乱をもたらしている。特に、人々に不安を与えるようなネガティブな内容のデマが拡散し、生活にも影響を与えている。

 なぜ、ネガティブな内容のデマほど拡散してしまうのか。そもそも人には、危険やリスクを回避するための機能として、ポジティブな情報よりもネガティブな情報の方に意識を向けやすく、記憶にも残りやすい「ネガティビティ・バイアス」という認知バイアス(偏った捉え方)が備わっていて、不安を煽るような情報に気を取られやすい傾向がある。

 例えば、直近では「トイレットペーパーの原材料が中国から輸入できなくなる」「マスクの材料に紙が回されるので不足する」というデマが拡散され、トイレットペーパー不足になることを恐れて買いだめをする人が続出。一部店頭では未だにトイレットペーパーの品切れ状態が続いている。
 こうしたネガティブなデマが拡散する原因の中には、「ためになる情報を伝えてあげなければ」という善意の義務感や正義感が仇となっているケースがある。

 本人にとって「有益な情報」を得た時、それを知らないことは「損をする」こととして認識され、他人にも損をさせまいという気持ちが起こる。そして、仲の良い友達や恋人に、あるいは学校のクラスメイトや会社の同僚に、SNSでと拡散されていく。

 特に、Twitterのリツイート機能などは、簡単に情報を拡散できる機能として優秀ではあるものの、その内容がデマであった場合は、悪い影響を及ぼしてしまう結果となる。また、このような善意の行動は、有益な情報を与えたことを評価してもらいたいという承認欲求や、優越感を得ることが目的で行われることもある。

 日常的にSNSやメディアを利用する現代で、入ってくる情報を完全にシャットアウトすることは難しいだろう。しかし、個々がその情報がデマかどうかを判断して取捨選択をすることは可能だ。

 まず、信憑性を測りたい情報については、1つの情報源を鵜呑みにせず、必ず複数の情報源(できるだけ専門機関発信・発行のもの)と比較検討する必要がある。

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