俳優の阿部寛（５５）が主演した、２００５年放送の連続ドラマ『ドラゴン桜』（ＴＢＳ系）が、今夏「日曜劇場」で『ドラゴン桜２』として、１５年ぶりに復活することが明らかになった。

　原作のマンガ『ドラゴン桜』は、２００３年に『モーニング』（講談社）で連載がスタート。ドラマも大いに話題になり、２０１８年からは続編マンガ『ドラゴン桜２』の連載も始まった。

　同作は、元暴走族の弁護士・桜木建二の指導のもと、落ちこぼれの集まる龍山高校に通う生徒たちが東大合格を目指すストーリーで、作中に登場する実践的な勉強法や「賢いやつは騙されずに得して勝つ。馬鹿は騙されて損して負け続ける。これが今の世の中の仕組みだ！」などの桜木の名言がためになると、受験生やビジネスマンからも人気を呼んだ。

「２００５年のドラマ第１弾には阿部をはじめ、生徒役には若手時代の山下智久（３４）、長澤まさみ（３２）、新垣結衣（３１）、小池徹平（３４）、紗栄子（３３）と、現在では連ドラ主演クラスとなった注目俳優が多数出演していたこともあり、伝説的なドラマとして今でもファンが少なくありません」（テレビ誌編集者）

『ドラゴン桜』の続編決定に、ネットでは「１５年経って、桜木先生がどうなっているのか、見られるのがすっごく楽しみです」「思えばめちゃめちゃ豪華なキャストだったな……」「もとのキャストがやばすぎて、これが本当にもう１度できるのかと不安になるのよね」といった、続編のキャストにも早くも注目が集まっている。

■第１弾では山下智久が熱演

　原作マンガ『ドラゴン桜２』では、龍山高校を落ちこぼれ校から進学校へと成長させた桜木が高校を離れてから５年後を描く。前作で見事東大に合格し、弁護士となった桜木の元生徒の水野直美とともに、桜木が東大を目指す特進クラスを作ることから物語は始まる。

「原作では、特進クラスに入る生徒は天野晃一郎と早瀬奈緒の２人。文系・理系と志望学部がバラバラの２人が、スマホアプリを使うなどいまどきの勉強法で東大合格を目指します。

　前作で水野直美を演じた長澤の出演は決まっているそうです。ただ、それ以上に注目されているのは東大を目指す男子生徒の天野役。誰が演じるのかネットでは議論が盛り上がっています。何せドラマ第１弾では、同じく東大を目指す生徒を当時１９歳の山下が熱演し、役者としての評価をグンと上げましたからね」（女性誌記者）

　２月２０日発売の『女性セブン』（光文社）では、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）の平野紫耀（２３）が、山下と同じ高級マンションに住んでいると報じている。山下も平野に目をかけていて、最近ではお互いの自宅を行き来したり、食事をともにすることも多いという。

「山下といえば、ＫＡＴ－ＴＵＮの亀梨和也（３４）とともにユニット『修二と彰』を結成して、大ヒットを飛ばしています。現在、平野もＳｅｘｙ　Ｚｏｎｅの中島健人（２５）とともに新プロジェクトを始動させるなど、平野と山下には重なる部分が多い。

　ただ、平野の２３歳という年齢は、高校生役は厳しいかもしれません。同じキンプリの“高橋海人（２０）を天野役に！”という声が、ツイッターを中心に飛び交っていて、大本命だとみられています」（前出の女性誌記者）

■「龍我くんが抜擢されますように」

　ドラマ『ドラゴン桜２』の発表を受け、多くのジャニーズファンからは「とにかく海ちゃんの演技また見たい！　最近本当に色気増し増しだから。早くしないと学生役見れなくなっちゃうから……!!」「高橋海人しかありえない、ほんとに演技上手いから、ジャニーズ枠は髙橋海人しかありえない!!」「高橋海人演技の才能もあります！　言い切れます!!　ぜひドラゴン桜２、抜擢お願いします」と、高橋待望論が上がっている。

「他にも“ドラゴン桜の生徒役に龍我くんが抜擢されますように”と、美 少年の佐藤龍我（１７）を推す声も上がっていますが、ジャニーズファンとしては自分の推しをどうにか“ポスト山Ｐ”にしたいと思っているのではないでしょうか」（前同）

　ドラマ制作会社関係者は話す。

「つい先日、生徒役のオーディションが行われ、いろいろな芸能プロダクションに声がかけられたようです。ただ、メインキャラクターの天野と早瀬は、名のある若手を使うのではないでしょうか。

　ドラマの放送は８月中旬を予定しているといいます。また、東京五輪の関係で、連続ドラマとしては短い全７話になるそう。６月に撮影に入るとも聞こえてきますが、新型コロナウイルスの影響で撮影や放送日、放送回数にも変更は出てくるかもしれません。先行きが見えない中で心配なこともありますが、１５年ぶりに伝説のドラマが復活するということに胸躍らせている人は多いでしょうね」（前同）

　山Ｐのあとを追って、スターダムにのし上がるのは誰なのだろうか!?