2017年に「このハゲー！」「違うだろー！」といった秘書への暴言や暴力で時の人となった元衆議院議員・豊田真由子氏。彼女が3月9日と12日の2回にわたり、『バイキング』（フジテレビ系）へ出演した。

暴言・暴力のイメージしかない豊田氏だが、実はハーバード大学で公衆衛生学を学び、厚生労働省では官僚として新型インフルエンザ対策にも当たったエリート。衛生問題に関しては折り紙付きの知識人だ。こうした経歴を買ったのか、9日放送の『バイキング』は新型コロナウイルス特集に、コメンテーターとして豊田氏を招いたのだった。

MCの坂上忍は例の騒動にかけ、「こんな番組ですので、不手際があればこのハゲ2人が…」と東国原英夫と『ブラックマヨネーズ』小杉竜一の2人を巻き込んだ冗談を展開。12日には「すいません、木曜日は1人しか用意できなかったんですよ…」と『フットボールアワー』岩尾望を紹介し、岩尾は「（豊田氏の出演時には）必ずハゲを用意するとかないでしょ!?」とツッコんだ。

騒動直後の落選から久々の表舞台だっただけに、豊田氏の出演にネット上は大騒ぎ。その大きさはわずか3日での再出演という点にも現れており、12日のオンエアでは坂上から「早くも2回目。何か反響はありましたか？」と聞かれ、彼女は「いろんな皆さんから…」と答えていた。

「豊田氏は騒動のインパクトと衛生学の知識に救われ、思わぬ形で再起を遂げましたね。短期間に連続出演しているあたり、今後はコメンテーターとして『バイキング』をはじめ、各ワイドショーで活躍していくことでしょう。ネットの反応も需要を裏付けていますし、女版の杉村太蔵や東国原になるかもしれません」（テレビ雑誌ライター）

しかし豊田氏のワイドショー進出に、戦々恐々としている男が1人いるという…。

「『とくダネ！』の小倉智昭キャスターです。今の流れを見ると、豊田氏が『バイキング』の準レギュラーと化すことはほぼ確定的。その後はまずフジテレビ系のワイドショーからテレビ進出を果たしていくことになるでしょう。しかし、彼女が出演したら否が応でも『このハゲー！』騒動に触れざるを得ません。