コロナ余波…コミケ開催可否に心中複雑「オタクが白い目で見られる」

まいじつ

コロナ余波…コミケ開催可否に心中複雑「オタクが白い目で見られる」

コミックマーケット準備会が3月15日に公式ツイッターを更新し、来る5月2日~5日に予定している日本最大級の同人誌即売会『コミックマーケット98』の開催見通しについてコメントした。同準備会が新型コロナウイルスについて言及するのは初めてのことだ。

公式ウェブページでは、《開催に向けて準備を進めております》としているが、必ずしも開催が決定しているわけではない様子。《2月26日・3月10日に出された政府による大規模イベントの自粛要請に関する今後の動向その他や、新たな関係各方面の指示・要請等により、中止または延期を含め、通常と同様に開催できないという判断をせざるを得ない可能性があります》と、中止や延期も視野に入れていることを明らかにした。

公式サイトに『コミックマーケット98の開催見通しについて(2020年3月15日)』を公開しました。#C98https://t.co/xxzYX2ceNY

— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) March 15, 2020

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“コミケバレ”は死活問題

運営の発表を受けて、全国のオタクからは諦めの声が上がっている。

《楽しみにしていたが、これは中止かもしれないな》
《台湾の友達が渡航制限で日本に行けないから参加できないと言っていた。来られても開催されないなんてかわいそう》
《コミケはとにかく人が多いからな。会場も熱気ムンムンだし、この時期は無理だろうな》
《無理やり開催して感染者が出たら、オタクが白い目で見られる。今回ばかりは仕方ないかも…》
《残念だが開催は無理かもな。無理に開催しても行けないやつがいるだろうし》

「実はコミケの場合、仮に開催されても今の状況下では参加できない事情の人がたくさんいるのです。親にウソをついて参加を考えている子どもは、まず難しいでしょうね。また、大人でも会社から行き先の報告を義務付けられている人もいます。開催場所などを届け出ても、もし新型コロナに感染してしまったら、足取りをすべて調べられ、コミケに参加したことがバレるのは必至。オタク趣味を内緒にしている人にとって〝コミケバレ〟は死活問題なのです」(アニメ雑誌ライター)

今やコミケは、参加者総数70万人以上にも上るビッグイベント。会場をあちこち歩き回るだけに、もし1人でも感染者がいたら、あっという間に感染するのは目に見えている。

まだまだオタク趣味に理解のない人は多いだけに、感染に敏感になるオタクの心中も複雑だろう。

【画像】

Ollyy / Shutterstock

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