カモメが人間の持っている食べ物を狙う理由。カモメは人間の食べ物がおいしいことを学習していた(イギリス) (3/4ページ)

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カモメに餌を与えると、この関連性がより強化されてしまいます。今回の実験では、食べ物を正しく廃棄することの重要性も同様に示しています。
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Freiheitsjunkie/pixabay

・カモメの学習行動が都市環境での個体数増加に関連

 グーマス博士の過去の研究では、カモメは間違いなく人間の手がかりを読み取り、アイコンタクトも可能であることが判明している。

 同博士によると、犬のような飼いならされたペットの場合は、人間から同様のシグナルを受け取ることが過去の研究で明らかになっているが、カモメを含む野生生物においてはこれまで明確になっていなかったそうだ。

 しかし、カモメのこの学習行動が都市環境での強い生存性と関連しているという。

 事実、英国内でのセグロカモメの数は減少しているにも関わらず、都市部での個体数は増加している。

 過去に餌を与えられたカモメが、人間のいる場所を餌のある場所と素早く認識し、人間が手にした食べ物に強い興味を示すと同時に、その食べ物を奪い、都市環境での繁殖を増加させている可能性があると研究者らは示唆しているのだ。
 
 ちなみに、イギリス鳥類保護協会のトニー・ホワイトヘッド氏は、今回の実験結果について次のような見解を述べた。

とても興味深い。カモメは実に観察力があると感心させられます。ただ、これは他の鳥にも言えることですが、一旦餌を与えられるとその行為に慣れてしまいます。

鳥は、与えられるものとそこにあるものの区別がつきませんから、人間が持っている食べ物に強い興味を示すようになったカモメの行為は、過去に人間が餌を与えたという事実が関連していると言えるでしょう。
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