マンモスの骨で作られた2万5000年前の謎めいたボーンサークルが発見される(ロシア) (2/4ページ)

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Antiquity, Alex Pryor.

 マンモスの骨で作られた構造物は、考古学者の間ではよく知られている。規模は少々小さいが、似たような遺跡なら東ヨーロッパ中で発見されているからだ。

 それらは一般に、前回の氷期の凍てつく気候に耐えるための住居――いわばマンモスハウスだったと考えられており、コステンキ遺跡で発掘されたほかのものも含めて、2万2000年前までさかのぼることができる。

 だが今回のサークルはそれらよりも3000年古く、特にその大きさが目を引くという。

 マリョレイン・ボッシュ氏(ケンブリッジ大学。研究には不参加)によれば、その大きさから普通の住居であったとは考えにくいそうだ。むしろランドマークや集会場、あるいは儀式的な重要性のある施設だった可能性が高いという。

 さらに言えば、マンモスハウスの場合、はっきりと料理に使ったことが分かる炉があり、中からはトナカイ、ウマ、キツネなどの遺骸が発見されている。

 ところが、最新のボーンサークルではそのような動物の遺骸は見つかっていない。発見された動物の遺骸はマンモスの骨だけで、プライア氏によれば、そこがまた興味を引かれる点であるという。

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Antiquity, Alex Pryor.

・マンモスの骨の構造物の中で唯一、木を燃やした痕跡

 注目すべきは、この類の遺跡から木材が燃やされた科学的証拠が得られたのは、今回のボーンサークルが初めてであることだ。

 発見された木炭の年輪は狭く、おそらくは成長にはかなり厳しい環境であっただろうことが窺えるようだ。
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