何百万匹もの蝶が奏でる神秘的な音を聞いてみよう!(※蝶の大群出演中) (2/3ページ)
オオカバマダラに魅了されているフィル・トレスさん

毎年春になると、近く絶滅危惧種になるであろう蝶たちがアメリカからメキシコへの移動を開始。秋にはこのあたりに到着して越冬する。
あたりには2400km以上もの移動をしても越冬が叶わなかった死骸がたくさん落ちている。
長旅を終えた彼らはマツ科の木をすっかり覆いつくし、羽をヒラヒラ動かす。オオカバマダラたちに包まれた木は、遠目で見ると異様な植物にもみえる。

・何百万匹もの蝶が奏でる神秘的な音
見た目にも壮観なオオカバマダラ。だがトレスさんはその音に夢中だ。
「オオカバマダラの羽音は私にとって魔法のように魅力的です。地球上で最も稀有な音の一つであり、耳を傾けずにはいられません」

彼が愛してやまない蝶たちの音は3:30あたりから。
ささやかな羽音のためすぐには聞き取れないかもしれないが、ヘッドホンで聞くと驚くほど心地よい音に包まれるという。
まるで滝のようだというトレスさん。この瞬間のためだけに車や馬、さらに徒歩と辛抱強く山道を登ってきた彼は「この素晴らしい種を保護しなければ」と意気込みを新たにしたようだ。