トイレの花子さんのモデルになった昭和12年の悲しい事件。近年では妹・ブキミちゃんも登場

Japaaan

トイレの花子さんのモデルになった昭和12年の悲しい事件。近年では妹・ブキミちゃんも登場

学校の怪談といえば、誰もが思いつくのが「トイレの花子さん」ではないでしょうか。地域によって違いはあるものの、トイレの三番目の個室に花子さんが出現するという内容です。

花子さんの怪談話が噂されるようになったのは1950年代の都市伝説が元ネタだとされているので、かなり年季が入っていますね。しかし、近年ではこのトイレの花子さんに妹が登場するようになりました。

花子さんの妹・ブキミちゃんはかなりすさまじい

花子さんの妹は「ブキミちゃん」という名前をしています。その名前の通り、ブキミちゃんは非常に不気味で醜い顔をしているそうです。顔は膿だらけで太った体型のブキミちゃんは、やはり花子さんと同じようにトイレの個室に出現します。

ブキミちゃんがとくに狙うのはカワイイ女の子。ブキミちゃんがいるトイレの個室にカワイイ女の子が入ると、自分の膿を飛ばして女の子の目をつぶしてから惨殺するのです。自分が醜いからとくにカワイイ女の子を狙うのかもしれませんね。

花子さんはおかっぱの髪形に白いブラウス、赤いジャンパースカートという決まった格好がありますが、顔に関してはとくに目立った特徴などはありません。

しかし、ブキミちゃんは顔や体型がかなり強烈ですし、カワイイ女の子に対する執念のような感情も見えますので、花子さんよりもすさまじい勢いを感じます。

花子さんのモデルとなった悲しい事件

花子さんの都市伝説は1950年代から始まりましたが、そのモデルとなった悲しい事件があります。

1937(昭和12)年、家族5人の心中事件が岩手県で起こります。その一家の父親は不倫をしており、気に病んだ母親が一家心中を図ったのです。

長男と次女が母親に殺される現場を見た長女は、家から逃げ出して学校のトイレに隠れます。それを見ていた用務員に追いかけてきた母親が尋ねると、「トイレの一番奥にいる」と伝えてしまうのです。母親に学校のトイレから連れ出された長女は、次の日に家族と共に変わり果てた姿で発見されます。

この事件後、長女が隠れていた学校で長女とよく似た女の子が目撃されるようになったとか。このときの長女がおかっぱの髪形に白いブラウス、赤のジャンパースカート姿だったそうです。

長女は花子という名前ではありませんが、当時の一般的な名前だったことから都市伝説として広がったのではないかとされています。

参考書籍「怪奇ミステリー超不思議MAX

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「トイレの花子さんのモデルになった昭和12年の悲しい事件。近年では妹・ブキミちゃんも登場」のページです。デイリーニュースオンラインは、トイレの花子さん怪談カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧