警察がヘリで砂嵐を起こし人々を追い払う。犯罪組織が住民が外出しないよう見回り。ブラジルの独特なコロナ対策 (2/3ページ)

カラパイア



 ヘリコプターによるビーチへのパトロールは、今後数日間続ける予定であることを警察は述べている。


・犯罪組織集団は貧民街でコロナ封鎖を実施

 一方、リオデジャネイロの犯罪組織集団は、特に貧民街に住む人々らに外出禁止命令に従うよう命じ、見回りを行うことで、コロナ封鎖を実施しているという。

 貧民街に住む人々らは、病気になっても即座に医療ケアを受けられる状況ではない人も多く、尚更ウイルスの感染を予防しなければならない。

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gonzagas/pixabay

 貧しい地域の人たちは、政府よりも地域を牛耳るギャング集団たちを大きく恐れているため、貧民街では「午後8時以降は外出するな。さもないと…」というギャングたちの半ば脅しの命令であっても、大きな効果を発揮するようだ。

 また組織犯罪集団は、新型コロナウイルス感染対策措置についても、「政府が解決できなければ俺たちがなんとかする」と豪語しているという。

 このように国や地域によって、ウイルス対策措置は大きく異なるが、現時点で1人1人に指示されていることは、「社会的距離」を実行するということだ。
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