そのがんばり、ムダかも…仕事に潜む「しなくていい努力」とは? (1/2ページ)
「努力はウソをつかない」とよく言われるが、本人が「努力」だと思ってやっていることのなかには「しなくていい努力」「ムダな努力」もある。
サッカーをやると決まっているのに、練習でキャッチボールばかりやっていたら、おそらくいい結果は出ない。「そんなの当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうだが、ことビジネスシーンでは、これに近いやり方で見当違いな努力を重ねたあげく、結果が出ずに悩んでいる人が多いのだ。
■100点満点の仕事では生き残れない『しなくていい努力 日々の仕事の6割はムダだった!』(堀田孝治著、集英社刊)は、仕事の端々に潜む「しなくていい努力」をあぶりだし、よかれと思ってやっていることが、実は仕事で成果を出すうえでも、社内で評価されるうえでも、役立っていない可能性を指摘する。
たとえば、与えられた仕事を完璧にこなそうと努力すること。「100点満点の仕事」を目指す努力もまた、「しなくていい努力」だという。
これには説明が必要だろう。仕事を頼む側や顧客からすれば100点満点は当たり前。あらかじめ期待していたラインの仕事にすぎない。仕事の価値は、相手の期待を上回ってはじめて生じるものだ。だから「100点満点の仕事」を目指すというのは「しなくてもいい努力」であり、「努力が足りない」ともいえるのかもしれない。
■「資格取得」と「留学」は無駄な努力か?キャリアアップをするための努力として、まず思いつく「資格取得」や「留学」。
もちろん、これらは自分の経歴にはちがいないし、会社によっては資格取得自体が給料アップにつながる。ただ、仕事はあくまでも「アウトプット」が問われるものだというのは忘れてはいけない点だ。
資格取得(とそのための勉強)も留学も、知識を入れるという点で「インプット」であり、インプットはそれだけでは価値を生まない。資格や留学経験が生きるのは、それらがアウトプットに結びついた時のみである。これはビジネス書を読み漁ることにも同じことがいえる。
資格も留学も、それ自体が無価値なわけではない。