『エール』窪田正孝を食う? 元『3年A組』役者2人に注目

日刊大衆

『エール』窪田正孝を食う? 元『3年A組』役者2人に注目

 3月30日から連続テレビ小説エール』(NHK)がスタートする。窪田正孝(31)ら豪華キャストが出演することで早くも話題になり、ツイッター上では放送前から「裕一さんかわいい」と窪田が演じる主人公、古山裕一に身悶えするファンのコメントが早くも並んでいる。今回は、この新朝ドラの見どころをチェックしたい。

 まず『エール』の特徴として、玉山鉄二(39)が主演を務めた2014年下半期の『マッサン』以来の男性主人公ということがある。『マッサン』ではシャーロット・ケイト・フォックス(34)がヒロインを務め、夫婦でウイスキーづくりに葛藤する姿が描かれたが、今回は音楽の世界で生きる夫婦の人生が描かれる。作曲家を目指すもののちょっと情けない夫、裕一を演じるのが窪田正孝というのが、なにより興味深い。

 窪田正孝は14年上半期の『花子とアン』で、ヒロイン花子(吉高由里子/31)に想いを寄せる幼なじみ、朝市役で脚光を浴びた。その後は『僕たちがやりました』(フジテレビ系)や、『アンナチュラル』(TBS系)とヒットドラマの主要キャストを務め、クールな演技も素朴な芝居もこなせる俳優だ。玉山鉄二以来の男性主演に抜擢されるのも納得の演技力を持ちながら、そのルックスから若い女性にも抜群の人気を誇る。これまで朝ドラを見なかった層も取り込める可能性は、かなり高いだろう。

 そして裕一の妻、音を演じるのが二階堂ふみ(25)。今年、さまざまな映画賞を受賞して話題となった映画『翔んで埼玉』での怪演ぶりが記憶に新しい彼女は、歌手を夢見る前向きで芯の強い妻という役柄だ。18年の大河ドラマ西郷どん』(NHK)でも、西郷隆盛鈴木亮平/36)の第二の妻という難しい役を見事に演じただけに、『エール』でどんなヒロイン像を見せるのか楽しみでならない。

 また、ドラマファンとして注目しておきたいのが、若手俳優の存在だ。古山裕一の弟の浩二役には、映画『怒り』などで知られる若手俳優の佐久本宝(21)が起用された。そして、音の妹役は映画『ラストレター』で主要キャストに名を連ね、主題歌も担当した森七菜(18)だ。

■アーティストたちが『エール』を盛り上げる

 2人とも今後期待の若手だが、昨年大ヒットした菅田将暉(27)主演のドラマ『3年A組-今からみなさんは、人質です-』(日本テレビ系)に出演していたという共通点がある。『3A』はほかにも昨年の朝ドラ『なつぞら』に出演した富田望生(20)や、『半沢直樹』(TBS系)新シリーズに抜擢された今田美桜(23)など期待の若手を輩出しているだけに、『エール』でも元『3A』役者が活躍しそうだ。

 さらに『エール』は福島県出身の作曲家・古関裕而がモデルということも忘れてはならない。古関は『東京オリンピックマーチ』に加えて全国高等学校野球選手権大会の『栄冠は君に輝く』、阪神タイガースの応援歌『六甲おろし』などを作った昭和の大作曲家だ。それゆえ、本作は音楽をフィーチャーしたドラマとしても、期待ができる。出演陣もミュージカル俳優の山崎育三郎(34)にRADWIMPS野田洋次郎(34)、さらに歌手の森山直太朗(43)と、専門家が名前を連ねている。音楽ドラマとしても、確実に楽しめそうなのだ。

 豪華キャストに若手、そしてこのドラマのテーマである「音楽」と、どの角度から見ても注目キャストがそろった『エール』。この春、新型コロナウイルスに揺れる日本に、元気が出るエールを送ってくれることだろう。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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