巨人、開幕再々延期で大ダメージ? 坂本への影響に本人より首脳陣が焦り、消滅するのは交流戦か (2/2ページ)

リアルライブ

交流戦をやらない代わりに、クライマックスシリーズを確実に行う。確かに、クライマックスシリーズはプロ野球ファンの関心も高く、その頃には騒動も収まっていくかもしれない。そうなれば、試合減による損失も多少は取り戻せるだろう。

 決して悪い話ではないと思うが…。

 「セ・リーグとパ・リーグは、交流戦に対する考え方が全く違います。セは負け越しの続く交流戦が大嫌いで、パ・リーグはステータスを高め、かつドル箱カードだと解釈しています。開幕戦を5月以降に先延ばしする案では12球団が合致しますが、その後、試合数を減らすという流れになったら、交流戦をなくすのか、通常のペナントレースをなくすのかで、意見が割れるでしょう」(前出・同)

 巨人・坂本には今季、2000本安打の名球会入りが懸かっている。「あと116本」なので、ペナントレースが120試合程度に減っても記録到達は間違いないだろう。7月13日までに116本のヒットを打っていれば、31歳6か月での達成となり、プロ野球史上最年少記録になる。だが、この状況では「歴史を塗り替える」ことは、ほぼ不可能となった。坂本自身はこだわっていないようだが、巨人はセ・リーグの中では交流戦の勝率が高いほうである。坂本の発奮がなければ、ペナントレースの行方に影響が出そうだ。(スポーツライター・飯山満)

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