モデルの高橋ユウ（29）が、夫でキックボクサーの卜部弘嵩（30）が発熱するも、新型コロナウイルスの検査を受けられなかったことを嘆いた。

　事の発端となったのは、卜部が3月30日に投稿した「発熱」というブログエントリー。その中で卜部は、「昨日から熱が出てしまい妻には少しだけ禅には全く会わないように生活してます」と明かし、この日の午前中に保健所に電話し、病院には行ったものの、新型コロナの検査を受けられなかったことを報告。「症状が重い人しか検査してもらえないそうです」「世界に比べ日本だけ感染者数が少ないですがこれは検査していない、もしくは検査してもらえなかった人達が多いからだという事がよくわかりました」とつづっていた。

　その後、高橋もインスタグラムを更新し、「日本の保健所、医療機関。日本のお偉いさん。検査希望の人たちをちゃんと検査させて」と検査が制限されている現状への嘆きを吐露。「陰性なら陰性でホッと出来る。陽性と早くわかったら早く治療できる。手遅れが一番許せない」と思いを吐露し、「みんなたった１つの命なんです！」と切実につづっていた。

　日本ではPCR検査は重症者や海外渡航歴がある人、感染者と濃厚接触した人などに絞られているが、検査数を増やすことで症状が出ない人も隔離しなければならなくなり、医療崩壊につながるリスクもある。卜部は31日夜のブログで平熱に戻ったことを報告していることから、ネットでは、「医療崩壊とのバランスが難しいよね。でも、気持ちは痛いほどよくわかるよ」「みんな思ってるけど、全員したら医療パンクするし、現場のお医者さんも難しいよね」「はっきりさせたい気持ちはとってもよく分かる。けどとりあえずは自宅待機するしかないのよ」という声が寄せられてしまっていた。

　苦言が多く寄せられた後、投稿を削除した高橋。新型コロナウイルスによって多くの人が混乱している中、さまざまな議論を生む投稿となってしまったようだ。