ビールやハイボールも! 新型コロナウイルス禍で…男の「家飲み」応援ガイド

日刊大衆

写真はイメージです
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 新型コロナ禍で飲み会の自粛が続く日本列島。飲んべえに残された最後の喜びをより充実させる方法とは?

 終息の気配が見えず、今も感染拡大の真っただ中にある、新型コロナウイルス。仕事帰りにいつもの居酒屋に寄りたいけれど、感染したら一大事。しばらくは、自宅近くのコンビニでお酒を買っての家飲み――という日々が続きそうだ。

 だが、これはいい機会かもしれない。「コンビニのお酒の品ぞろえは、そこいらの酒屋も真っ青なレベル。ビールやチューハイ、ハイボールの定番銘柄の充実に加え、格安のコンビニ限定商品などもあってバラエティ豊か。家での一人飲みを、いくらでも充実させることができるんです」(フードライター)

 今なお進化を続ける、最新コンビニ酒のオススメを紹介。今夜の一杯は、これで決まり!

 まずはビール。やはり外せないのは、赤い星のマークが目印のサッポロ『サッポロラガービール』である。長年、業務用市場を中心に、大びん・中びんのみで販売されてきたが、家飲み需要の増加に応え、缶商品としてコンビニに並ぶようになり、改めて、その旨うまさに気づくお父サンが急増しているという。家飲みに詳しいフードライターの本橋隆司氏が、こう解説する。「ほどよい苦味と、しっかりした飲み応えの、まさに日本のビールです。昔から愛されてきたロングセラーだけあって、和食から洋食まで、どんな料理にも合うのが強みですね」

 プレミアムビールのブームを巻き起こすきっかけとなった、サントリー『ザ・プレミアム・モルツ』も家飲みには最適だ。「ふくよかで華やかな香りが特徴的で、その味わいはぜいたくそのもの。スパイス強めの味の濃いつまみより、シンプルな塩味との相性がいいですね」(前同)

 ビールよりも手頃な価格で楽しめるのが、発泡酒と新ジャンルのビール飲料。味はビールより落ちるが、懐事情で選んできたという人もいるかもしれない。しかし、そんな発泡酒・新ジャンルも近年、グッとレベルアップしているのだ。特に新ジャンルで注目なのは、サッポロの『サッポロゴールドスター』。「『ゴールドスター』は、香りとうま味がちょうどいいバランスで、本格的な味わいが楽しめます。さっぱりしたものからクセの強いもの、甘いものから辛いものまで、なんでも合う新たな王道の味です。新ジャンルを敬遠していた人にも、この機会に飲み比べてもらいたいですね」(同)

■ストロングゼロなどのチューハイにも注目

 商品開発競争が激化し、格段に旨くなっているチューハイにも注目商品が多い。その筆頭が、サントリー『-196度ストロングゼロ〈ダブルレモン〉』。この10年、大ブームとなっているアルコール度数高めの“ストロング系”の中でも、強烈なのがこれだ。「レモン感がかなり強く、アルコール度数も9度と高めで、とにかく飲み応えが抜群。味の濃い肉料理にはドンピシャで、脂っこくなった口の中を一口でスッキリさせてくれる旨さは、クセになること請け合いです」(業界紙ライター)

 ストリング系チューハイは、どうしても原材料のウォッカが持つ風味や雑味が気になるという人には、サッポロ『99・99(フォーナイン)』がオススメだ。「スッキリしたキレイな味わいです。レモン、グレープフルーツ、ライムなど、各種あるフレーバーも控えめになっていて主張しすぎないため、和食にも洋食にも合わせやすい、チューハイ界の万能プレーヤーといえるでしょう」(前同)

 一気に酔いたい人はストロング系を試してみよう。

 ハイボールなら、やはり安定感抜群のサントリー『角ハイボール』だろう。「スッキリした味わいのウイスキー・ハイボールが増える中、元祖のこちらはしっかりとウイスキーが持つスモーキーさを味わうことができます。チーズやカキのスモークに合わせれば、香りのマッチングが楽しめます」(前出の本橋氏)

 いつものお酒から、たまには冒険して、絶品のコンビニ酒を探してみてはいかがだろうか。

■サバ缶の大ブレイクに引っ張られて

 楽しい家飲みを、さらに充実させるのは、おいしいおつまみ以外にない。そんなおいしいおつまみとして注目なのが“缶詰”。手の込んだ創作料理の他、100種類以上の缶詰が楽しめる、八王子『立ち呑み処 缶缶酒場』の店主・野田頭一浩氏は、こう話す。「最近の缶詰は味つけが本当に多彩で、おいしいものばかり。そのままでも十分においしいですし、電子レンジで温めると、もっとおいしくなる。また、家にある調味料や食材をちょい足しすると、さらにおいしく進化するものもあるんです」

 13年あたりからの、サバ缶の大ブレイクに引っ張られ、現在も缶詰ブームが続いており、魅力的な商品が市場にあふれているのだ。「定番にして王道なのが、ホテイフーズの『やきとり』シリーズ。おなじみの塩味、タレ味の他、塩レモン味、柚子こしょう味、ガーリックペッパー味、うま辛味と、どれを食べてもハズレなし。日本酒がグイグイ進んでしまうはずです」(前同)また、こんな楽しみ方もあるという。「缶に残った汁をお好みの分量のお湯で割り、刻みネギやゴマを加えて、飲んだ後のシメにする通もいます」(前出のフードライター)

 また、最近発売されたホテイフーズの『からあげ』シリーズも大人気。「味つけも、和風醤しょう油ゆに、旨辛タレ味、てりマヨ味と、ビールのお供にバッチリなものばかりです」(前同)ブームのきっかけとなったサバ缶ならば、多くのグルメサイトで人気が高い、千葉直産サービス『とろさば水煮』を要チェック。「しっかり脂がのった400㌘級以上の秋サバだけを使用。サバ独特の臭みが、まったくないんです。塩味も上品で、白ワインとも合うんです」(同)

 一風変わったサバ缶なら、高木商店の『焼き鯖のアヒージョ』もなかなか。「隠し味のしょうゆで、和風に仕上げているのが珍しいんです」(野田頭氏)

■最近の缶詰トレンドはイワシ

 最近の缶詰トレンドは、実はサバではなくイワシだという話もある。飽和脂肪酸を多く含む脂肪分が、イワシ缶のほうが多いというデータもあり、“安定して脂のノリがいいのはイワシでは”と、缶詰ファンの支持を急速に集めているんです」(フードライター)

 高級路線なら、丸水札幌中央水産『脂のりが自慢のいわし水煮』。コスパ重視なら、マルハニチロ『月花さば水煮』の評価が高い。野田頭氏は、「イワシなら、K&K『缶つまプレミアム 日本近海どり オイルサーディン』がオススメ」と話し、こんな食べ方を教えてくれた。「缶詰のままコンロにかけ、脂がグツグツ沸き出したら、マヨネーズとマスタードを合わせたものをかけて完成。お好みで黒コショウ、レモン果汁などを足してもいいですね。酸味のきいた味つけを足すことで、オイルサーディンをさっぱりと、よりおいしく食べることができるんです」

 思わず、「ハイボール、おかわり!」と言いたくなるではないか。

 ちなみに、このK&K『缶つま』シリーズの他、明治屋『おいしい缶詰』、竹中罐詰『天の橋立』は、いつもの缶詰よりも、ちょいお値段が高めだが、その深い味わいから人気が高く、近所のスーパー、コンビニなどでも手に入りやすい。ちょっとしたぜいたく気分を楽しみたい日にオススメだ。「レモンサワーによく合うのは、K&K『缶つま★レストラン 厚切りベーコン』です。プレーン味、ハニーマスタード味もおいしいですが、当店ではブラックペッパー味をご用意しています」(前同)

 竹中罐詰『天の橋立子持ちししゃも油漬け』も絶品だ。「そのまま食べてもイケますが、油を半分ほど捨てて缶のままオーブントースターで3分焼くと、皮がパリッと焼けて香ばしく、ぎっしり詰まった卵のツブツブ食感も際立ち、旨さが何倍にも増すんです。熱燗のあてに最高ではないでしょうか」(フードライター)

 缶詰とコンビニ酒で、こんなにもおいしい晩酌ができるとは……家飲み最高!「ネットを使えば、いろいろな缶詰が取り寄せられます。コロナが落ち着けば、出先や旅先のスーパーを覗いて、ご当地ものを探してみると、家飲みがもっと楽しくなるかもしれません。珍しい缶詰との思わぬ出合いがあったりして、楽しいですよ」(野田頭氏)

 おいしいからといって、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を!

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