志村けんさんが『週刊大衆』だけに語っていた!「素顔と秘話」

日刊大衆

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 新型コロナウイルスによって命を落とした志村けんさん(享年70)。笑いの天才は何度も『週刊大衆』に登場し、面白トークを聞かせてくれた。

『週刊大衆』では、日本お笑い界に遺した偉大な功績を振り返りつつ、編集部に語ってくれた、ここだけの話と知られざる一面を紹介する。

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「志村さんは、何歳までお笑いをしたいとか、考えたことはあるんですか?」

『週刊大衆』2017年8月7日号の対談企画『あなたに会いたい』で、おなじみの麻美ゆま(33)は志村さんに、こんな質問をぶつけた。

「なんだよ、急に(笑)。まあ、自分の体が動くうちは、やり続けたいよな」これが、偉大なるコメディアンの心からの思いだった。

 生前の志村さんの功績は計り知れない。「『8時だョ!全員集合』(TBS系)では、『東村山音頭』『ひげダンス』『早口言葉』など数々のブームを巻き起こし、その後も、一線で笑いを届け続けた。キャリアは半世紀近くと、タモリさん、たけしさん、さんまさんより長い。これだけの存在は今後も出てこないでしょう」(放送作家)

 芸能界では大御所扱いの志村さんだが、還暦を過ぎてからもバカバカしいお笑い、下品なギャグを追求し、バカ殿や変なおじさんをやり続けた。

 今から約21年前、『増刊大衆』98年12月27日号で志村さんは、この点につながる発言をしている。

「亡くなった東八郎さん(享年52)に言われたことがある。『お笑いはバカになりきることだよ。いくらバカやっても、見る人は分かっている。自分は文化人だ、常識があるんだってことを見せようとした瞬間、コメディアンは終わりだよ』。オレはずっと、その言葉を大事にしている」

 ある程度売れたコメディアンは性格俳優として売り出すケースも多いが、志村さんはそれもしなかった。

高倉健さん(享年83)からの直々のオファーで映画『鉄道員』(99年)に出演しましたが、あとは断っていたようです。この3月から撮影予定で幻に終わってしまった山田洋次監督(88)の『キネマの神様』は、21年ぶりの映画出演になるはずでした」(芸能記者) 

■「理想は、子どもと年配の方が同時に大爆笑してもらえること」

 19年9月2日号では、舞台に巨大な“ウンコ”を登場させることについて、こう豪語した。「俺が理想としているのはね、子どもと年配の方が同時に大爆笑してもらえることなんだよ。まさに一家団欒だよね。巨大ウンコで、年配の方にも大いに笑ってもらいたいね」

 志村さんには、『全員集合』終了後、加藤茶(77)を除くドリフのメンバーと疎遠になった時期があった。しかし17年、『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)内で12年ぶりのドリフ再集結を呼びかけた。

「これは、『全員集合』のような“セットを組んだコントの灯を消したくない”という、思いの表れのようです」(前出の放送作家)

 また、志村さんは「志村魂」というコントの舞台公演に心血を注いだ。「バカ殿、ショートコント、松竹新喜劇のリメイクなど、3時間超の大ボリュームで、まさに志村さんの魂が込められていました」(前同)

『週刊大衆』で志村さんと毎年のように対談していた麻美ゆまも、『志村魂』の常連の出演者だった。16年8月15日号では、彼女に「志村魂」を始めたきっかけを尋ねられ、こう答えている。

「お客さんの前に立たないと、ウケているかどうか分からないんだよ」

 テレビの司会などで十分に稼いでいたが、心のホームグラウンドは、『全員集合』と同じ、舞台でのコントだったのだ。

「始める前に、“舞台は儲からない”と事務所に言われたんだよ」それでも、採算度外視で取り組んだのだ。

「大掛かりなセットを組み、出演者はひたすら豪華。にもかかわらずチケット代を安価に設定したんです。しかも、公演をDVD化しなかった」(放送作家)

 あくまで、劇場に観に来てくれるお客さんを大切にしていたのだ。

 この続きは4月6日発売の『週刊大衆』4月20日号で。

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