4月の満月はスーパームーン!今年一番明るく大きな月となるピンクムーンが4月7日深夜から8日、地球を明るく照らす

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4月の満月はスーパームーン!今年一番明るく大きな月となるピンクムーンが4月7日深夜から8日、地球を明るく照らす
4月の満月はスーパームーン!今年一番明るく大きな月となるピンクムーンが4月7日深夜から8日、地球を明るく照らす

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 2020年4月8日、また満月がやってくる。4月の満月はピンクムーンと呼ばれているが、ピンク色というわけではない。

 だが今回の満月はスーパームーンだ。月が地球に最も接近した状態での満月なので、いつもよりも明るく大きく見えるはずだ。

 満月には浄化作用があると言われている。今月も大きな月の光を浴びて、身も心も清めていこう。
・4月の満月はピンクムーン

 その昔、人々は月の満ち欠けを暮らしに役立てていた。毎月の満月に伝統的な呼び名がつけられており、アメリカの農業暦(The Old Farmer’s Almanac)によると4月の満月はピンクムーンと呼ばれている。

 実際に月がピンク色になるわけではないが、春分の日から最初の満月となる4月の満月は、アメリカに自生するピンク色の花をつけるツルハナシノブの開花の時期と重なることが多いことからピンクムーンと名付けられたそうだ。

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Hans Braxmeier from Pixabay

・ピンクムーンはスーパームーン!明るさは約3割増

 月が地球をめぐる軌道は真円ではなく、楕円形をしている。だから27.3日の公転周期には、月が地球にもっとも近づく「近点」ともっとも遠ざかる「遠点」がある。

 この近地点を通過するときに満月か新月を迎えれば、月の見かけ上の大きさは最大となる。これがスーパームーンだ。

 なおスーパームーンは天文学の正式な用語ではない。元々は占星術の用語なのだそうで、それゆえに厳密な定義はないようだ。

 遠地点では一番小さく見える「マイクロムーン(2020年は10月31日の満月)」に比べて、満月のスーパームーンは14%大きく、30%明るくなるという。

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Kristendawn from Pixabay

・何時ごろ空を見れば良い?4月7日深夜から8日未明まで

 日本時間では、4月8日(水曜)未明の3時9分に最接近(地球と月の距離は約35万6900キロ)し、11時35分に満月を迎える。

 ただし東京から見て月が一番近いのは、7日23時23分のこと。今年最大のスーパームーンを観察するなら、7日の夜中から8日の明け方までがチャンスということだ。

 天気予報によると今のところ幸いにも全国的に良いお天気に恵まれそうだ。

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K. Kliche from Pixabay

・ピンクムーンとスーパームーンのダブル効果で幸せを呼び込もう

 4月の満月はてんびん座の位置で起こる。

 占星術によるとてんびん座は「バランス」を意味する。今や世界的なパンデミックにより日常のバランスが崩れてしまった人も多いだろう。もしかしたらこの満月が、失われたバランスを取り戻すチャンスをもたらしてくれるかもしれない。

 もともとピンクムーンには幸せを運んでくるという言い伝えもあるそうだ。更に今回はスーパームーンだ。なんだかとっても縁起が良さそう。

 月は、当たり前の日常が続いていた過去と、現在、そして今を乗り越えた後の未来もずっと変わらず地球を回り、見守り続けてくれている。

 さあ、今月も空を見上げて月と一緒に宇宙の旅をしてみよう。

written by hiroching / edited by parumo
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