未曽有のコロナ危機、実は地球規模で意外な“好影響”をもたらしていた (2/2ページ)

Asagei Biz

2月18日に国がイベントの自粛要請をした辺りから、それまでのペースを100%とすれば約5%減少し、その後、国から様々な方針が出されるのと併せて漸減し、2月後半にもなると減少率は10%を超えて下げ止まらない傾向が続いているようです」(経済ジャーナリスト)

 一般消費者の視点で、下がるのはうれしいが社会問題として深刻なのが石油だ。

「3月30日時点でのガソリン価格は10週連続値下がりの136.3円で、前の週と比べても3.3円も安いものでした。このままでは『100円時代』が到来してもおかしくありません。2月頃から中国の工場がストップしたことで世界的に原油が余る状況を受け、産油国で話し合いがもたれましたが、意見は一致せず、ロシアやサウジアラビアなどは他の産油国を追い落とそうと増産すらしています。加えて原油安に備えた産油国が株式市場から資金を引き揚げる、つまりオイルマネーのマーケットからの撤退が不安視され株式市場に不安が広がっています」(前出・経済ジャーナリスト)

 何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とでも言うべきか、特に「風が吹けば桶屋が儲かる」ような株式市場の世界では、行き過ぎは社会不安を招いてしまうようだ。

(猫間滋)

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