志村けん“師匠でライバル”いかりや長介との深すぎる大激突の愛憎

日刊大衆

志村けんさん
志村けんさん

 3月29日午後11時10分、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で亡くなった。70歳だった。

 志村さんが所属していたザ・ドリフターズのメンバー・加藤茶(77)、仲本工事(78)、高木ブー(87)は、所属事務所のホームページで追悼メッセージを発表。

 ドリフで志村さんと人気を二分していた加藤は、「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです。皆さんも身近に感じて、気を付けてくださるようお願い致します」と、新型コロナウイルスへの憎しみと恐ろしさについても述べた。

 仲本は「ドリフも順番に逝く歳になったとは思ったけど、一番若い志村が長(いかりや長介)さんの次になるとは、、、。非常に悔しいです」と悔しさをにじませ、高木は「志村早すぎるよ、俺より先に逝くなんて。3年前に、久しぶりにドリフでコントやった時、“高木さんも80歳過ぎて、頑張ってるんだから、自分も頑張らなきゃなぁ”って言ってたよね。また一緒にコントやりたかったのに。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と、それぞれ志村さんの突然すぎる死を追悼した。

 4月1日、加藤、仲本、高木の3人も出演した志村さんの追悼番組『志村けんさん追悼特番 46年間笑いをありがとう』(フジテレビ系)が放送され、平均世帯視聴率が21.9%を記録した。

 加藤は過去のコント映像を見て「ものすごいおもしろいですね。こんなに笑っていいんですかね」と志村さんとの思い出を振り返った。

■ギャラの配分で確執が……

「志村さんはドリフのボウヤ(付き人)を経験し、24歳でグループに加入します。当時、加藤さんが一番人気でしたが、志村さんは徐々に頭角を現し、『8時だョ!全員集合』(TBS系)は国民的な人気番組になりました。

 ただ、当時のドリフのギャラの配分はいかりやさんが6割、他の4人のメンバーが1割ずつというもので、志村さんをはじめ他のメンバーはいかりやさんに不満を抱いていたという報道もありましたね」(芸能記者)

 2016年1月放送の『ダウンタウンなうSP』(フジテレビ系)に出演した志村さんは、いかりやさんが亡くなったときの心境を聞かれ「やっぱりツラいですよね」と答え、「一応、全部教えてもらったこともありますから。師匠ですからね」と語った。

 さらにいかりやさんとの確執について尋ねられると「ドリフターズ事務所を作ったらそこに(ギャラが)入るようになって、その辺で配分が変わってきた」と明かし、「ドリフターズの営業で1回1500万円とかいきましたよ。それ聞いたら俺たち何ももらってないじゃんってなっちゃったんだよね」とギャラの配分で確執が生まれたと明かした。

「また、晩年もいかりやさんと志村さんの溝は深まっていったといいます。『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)では、志村さんと加藤さんは動きのあるコントで笑いを取っていました。一方、いかりやさんは仲本さんや高木さんと出演していた『雷様』のコーナーのような落ち着いたスタイルの笑いを求めていたんです。そんないかりやさんに、志村さんと加藤さんはイラだっていたといいます。

 スタジオではお互いの収録に立ち会うこともなく、志村さんはコントのリストをいかりやさんに見せるだけで、5人のコントもほとんどなくなってしまっていた。しかし、いかりやさんが“リーダーを辞めたい”と言い出したことで、志村さんが“これではダメだ”と奮起し、“もう一度、全員でまとまろう”と話し合い、解散寸前だったドリフの危機を救ったというんです」(お笑いプロ関係者)

■いかりやさんの名前を出し「役者が夢」と語った

 4月3日の『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系)では、2019年4月に志村さんがゲスト出演した放送回を再編集して放送された。

 番組では、いかりやさんが死去する3か月前の2003年12月に放送された『40周年だよ!! ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)の映像が流された。

「この番組が志村さんといかりやさんの最後の共演で、オープニングシーンもこの回だけ、特別に収録されたといいます。メンバー5人が並んで奥から画面手前に歩いてくる、お馴染みのオープニングでは他のメンバーが先に歩き出す中、志村さんだけがいかりやさんと足並みをそろえて歩いてくるんです。

 いかりやさんの長男も、収録後に“合わせねえヤツがいっぱいいて……。でも、志村だけがすごいピタッと合わせてきたんだよな”と、いかりやさん本人が当時語っていたと明かしています」(前出のお笑いプロ関係者)

 4月7日発売の『女性自身』(光文社)では、最近も志村さんがいかりやさんの名前を出すことがあり、「これからは役者に力を入れていきたい。役者が夢」と語っていたと報じている。

「いかりやさんは晩年は『踊る大捜査線』(フジテレビ系)など、その演技が評価され、ドラマや映画に多数出演していました。志村さんは、2020年12月公開予定だった山田洋次監督の映画『キネマの神様』で主演を務める予定でしたし、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説エール』にも出演していました。志村さんもいかりやさんの姿を見て、“役者に力を入れていきたい”と考えたのかもしれませんね。

 志村さんにとっていかりやさんは当然、師匠のような存在だった。ただ、その存在を強く意識するライバルのような一面もあったのかもしれませんね」(前同)

 過去には確執もあった志村さんといかりやさんだが、その師弟関係は最後まで変わらなかった――。あらためて、2人のご冥福をお祈りします。

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