田中角栄「怒涛の戦後史」(22)元防首相・橋本龍太郎(上) (3/3ページ)

週刊実話

そのうえ集まった女性を後援会が調べてみると、大半が選挙権を持たない未成年で、後援会幹部は『これでは票が読めない』と嘆いていたものです」

 時に田中は佐藤(栄作)派の中堅だったが、第2次池田勇人内閣で大蔵大臣に抜擢されたばかりだった。一方、橋本はこの“初陣”選挙で、堂々の2位当選を飾った。

 その橋本が、田中の「一の子分」を自認するのは、初当選から6年後、田中の幹事長時代に起きた“ある出来事”からであった。あの鼻っ柱の強い橋本が、田中の恩情に人目をはばからず号泣したのだった。
(本文中敬称略/この項つづく)

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【著者】=早大卒。永田町取材50年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。

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