世界の福本<プロ野球“足攻爆談!”>「開幕するなら練習体制を考えるべき」 (2/2ページ)
僕の通っていたスポーツジムもガラガラやけど、選手も一般のジムを使うわけにはいかない。密集を避けるため、時間差を作るなどして、球団のトレーニングルームを使うことはできないのかな。サラリーマンの満員電車での通勤のほうがよっぽど感染のリスクが高いと思うし。
でも、ロッテに移籍した鳥谷は、今の阪神の選手と同じような環境で、自主トレから練習を続けていたんやな。キャッチボールする相手もおらんから、1人で壁当てをしていたという。キャンプも参加していないのに、ロッテでの練習試合の映像を見ると、野球ができる状態に仕上がっていた。拾ってくれる球団があるのかわからない中でも、気持ちを切らさずにやってきたのは大したものやで。
再び自主練となっても、鳥谷のように何をすべきかわかっている選手は強い。新入社員と同じで、経験のない若い選手のほうが大変なのは間違いない。いつになるかわからない開幕やけど、各選手のメンタルが試されるシーズンになるかもしれんな。今は、これ以上の感染者が球界から出ないことを願うばかり。パ・リーグの戦友、梨田の病状も心配でたまらない。回復を心から祈っている。
福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。