ウエンツ瑛士、仕事殺到も「仮面ライダー・MC・花輪クン」の悩み

日刊大衆

ウエンツ瑛士、仕事殺到も「仮面ライダー・MC・花輪クン」の悩み

 2018年10月から芸能活動を休止し、イギリス・ロンドンに留学していたタレントのウエンツ瑛士(34)。3月10日の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)で番組への復帰が発表され、4月14日放送の2時間スペシャルは、ウエンツのMC復帰スペシャルとなった。

「それに先立って、ウエンツは4月12日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でも、MCを担当。

“海外にいたから日本の流行に疎い”という点を逆手にとって、ゲストのEXITりんたろー。(34)が出した若者用語クイズで、場を盛り上げました。“KPの意味は何か(正解は乾杯)”という問題に対して“カッパ飲み?”と予想外の回答。“ラッパ飲み”の間違いとも思われたが、東野幸治(52)の“やってみて”という無茶ぶりに対しても、“左手でカッパの皿を作って右手で酒を飲む”というおとぼけを披露して、完全対応。

 まじめな面では、所属事務所を退所して海外留学を決断しているブルゾンちえみ(29)に、留学経験者として、真摯なアドバイス。緩急を使い分けた、まったく衰えのないMCぶりを披露しました。

『行列~』は日本テレビの屋台骨を支える、バラエティのメイン中のメイン番組。その司会を、日本に帰国したばかりのタレントが務めるのは異例中の異例ですよね」(テレビ誌記者)

 留学前からウエンツはMCの実力を高く評価されており、『火サプ』もウエンツのMCあってこその番組だった。

「ウエンツは明るくてトークが面白いだけでなく、ふだんはバラエティ番組に出ないような人気俳優たちの人脈が豊富で、小栗旬(37)や藤原竜也(37)のような、多くの俳優を『火サプ』に呼べる。視聴者だけでなく制作側にとっても、MCとしては本当に完璧な逸材です。

 MCを引き継いだヒロミ(55)も、ウエンツ留学前の2018年9月、“とりあえずお前が帰ってくるまで頑張る”と、ウエンツの復帰が前提のコメントしていることからも、ウエンツがいかに『火サプ』に重宝されていたか分かります。

 事実、ウエンツ離脱後の『火サプ』は、ヒロミと青木源太アナウンサー(36)で頑張っていたのですが、視聴率がいまいち振るわなかった。ウエンツの復活は視聴者だけでなく、制作サイドも望んでいたのではないでしょうか」(制作会社関係者)

■俳優としてのウエンツ

 そもそも、ウエンツは“舞台の勉強がしたい”と、ロンドン留学を決意。09年には蜷川幸雄演出の舞台『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』に出演するなど、熱意も相当なものだ。

 実は、ウエンツはあの『仮面ライダー』にも出演したことがある。

「2005年の映画『仮面ライダー THE FIRST』に、三田村晴彦(コブラ怪人)として出演しました。これが映画デビュー作でもあります。

“本郷猛”や“ショッカー”といった要素もありますがが、藤岡弘、(74)の『仮面ライダー』とは別物の大人向けの作品です。

 ウエンツ演じる晴彦は、長期入院で心が荒み、死のうとしたり、自分を気にかけてくれる少女、美代子の手作りマフラーを彼女の前で捨てるなど、自暴自棄な少年。美代子との交流で、少しずつ明るい表情が増えるのですが、中盤で美代子も重病であることが発覚。

 しかも、美代子と晴彦は病気の治療と引き換えに悪の組織に心を売ってしまい、2人とも怪人化。事情を知らない仮面ライダーたちに倒されてしまう、という悲劇です。

 いつもの明るいウエンツとのギャップが目立つんですが、切ないラストに涙したファンも多かったとか。

 ちなみに、ウエンツはこの映画以前に2回、仮面ライダーのオーディションを受けているんですが、落ちている過去があります」(芸能誌記者)

■欠点は”男前すぎること”

 また別なキャラクターとしては、2013年に『ちびまる子ちゃん』(小学館)のスピンオフ『永沢君』の実写版(TBS系)で、“お金持ちのイケメン・花輪クン”を演じたことがある。

「5分枠のミニドラマで、全体的にショートコントのような作風の番組でした。

 ウエンツは原作の花輪クンに特徴的なサラサラヘアーや“へい、ベイビー”、“○○なのサ”という、独特の口調、キザな指の動きなどを完璧に再現していました。ウエンツのルックスとキャラでなければ、あそこまで原作するのは難しかったでしょうね」(前出の芸能誌記者)

 そんなウエンツには、役者として重大な欠点がある。

「男前すぎるんです。2007年に実写版『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎を演じた際も、原作者の水木しげる先生は、ウエンツの鬼太郎を80点満点中77点という高評価を付けたそうですが、減点理由は“かっこよすぎるから”だったとか。

 鬼太郎や『タイガーマスク』の伊達直人のような、マンガのキャラクターを演じるにはバツグンでしょうが、“ふつうのサラリーマン”のような役は、どうしても非日常感が出てしまう。あんなサラリーマンいないですよね。『仮面ライダー』も、非常にドラマチックなキャラクターでしたが、日常的な役は難しい。

 ウエンツは、絶賛されていたMCの仕事をスッパリ辞めてまでロンドンで舞台の勉強をするなど、俳優に打ち込んでいるし、努力家であることはまちがいない。

 しかし、テレビ局や視聴者のニーズは、実績のあるMCやバラエティ番組のほうにあるのではないでしょうか」(前同)

 自身が目指す俳優か、みなが望むMCか。悩めるウエンツの明日は、どっちだーー。

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