小池百合子は知ってる?東京都休業要請「のぞき劇場」&“スタジオ”って何? (2/2ページ)
要は芸術を隠れミノにして客にマッパを見せていたわけです」(前出・週刊誌記者)
当時、名画の一場面を額縁の中でマッパの女性が演じ、芸術的なものだとして摘発から逃れた「額縁ショー」が大変な評判になったが、これと同じような考え方のサービスと言えるだろう。ただ、額縁ショーほどメジャーにはならなかったようだ。
その後、当局の規制が緩和され、踊り子がステージの上でダンスを踊りながら衣服を脱いでいくショーが人気になると、“スタジオ”や額縁ショーは姿を消した。
「戦後復興期に登場した“スタジオ”が令和になって俎上に載せられるとは何とも不思議なものです。おそらく、休業要請リストを都の関係者が作るにあたり、昔の資料を元にしたのではないでしょうか。もうなくなった業種は削除するはずだったのが、“スタジオ”を今のフォトスタジオと勘違いし、残してしまったのではないでしょうか。ちなみにのぞき部屋は今もまだあります」(前出・週刊誌記者)
新型コロナウイルスのせいで昭和の懐かしい性的サービスが人々の注目を集めるとは、誰も予想していなかったに違いない。