リモートワークでチームが上手くまわるために必要な「コミュニケーション」とは (1/2ページ)
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの働き方を大きく変えている。
7都府県に発令された緊急事態宣言で、政府は接触機会を8割削減と在宅勤務の徹底を呼び掛けており、「今日からリモートワーク」とSNSで発信する人も連日見られる。
リモートワークは、余計な横やりが入りにくいため、自分がすべき作業に集中しやすくなることがメリットの一つだが、その一方でコミュニケーション量が減ってしまい、「チームで働く」という感覚を覚えにくくなることもある。チームビルディングの方法に悩む管理職は少なくないだろう。
『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社刊)は2015年に出版された一冊で、早くからリモートワークを導入していた株式会社ソニックガーデンの倉貫義人氏が執筆している。
5年前に書かれた本なので、ツールの情報など少し古い部分もあるが、「リモートでもチームで働く」という本質的な部分は現在でも変わっていないため、大いに参考になる。
リモートワークにおいても孤独感を抱かずに、チームで働いているように感じるにはどうすればいいのだろうか。
倉貫氏がまず挙げるのが「雑談」と「ひとり言」だ。
オフィスにいれば、フロアや廊下などでちょっと近況を立ち話したり、食事などで誰が何をしているといったお互いのパーソナリティを認識する機会がある。
もちろん、ここで言う雑談とは、仕事に絡む話のこと。余計な話は生産性を落とすと言われているが、ちょっとした悩みだったり、考えていることを他者に吐露することで、探していた解決策が思わぬところからやってくることもある。
そうした「チーム感」を生むために、倉貫氏は「ひとり言」をチャットに書き込むことを推奨している。「おはよう」「今日は寒いね」といったものから、「あー全然思いつかない」「お昼行ってきます」みたいなひと言でも十分。それだけ「あの人も一緒に働いている」という存在感が生まれる。
また、その独り言から雑談に発展し、ちょっとしたアドバイスのやり取りが生まれたりもする。