愉快なだけじゃない。私が「ゴールデンボンバー」を推す理由 (2/3ページ)

マイナビウーマン

■抜群の共感性ーーゴールデンボンバーが贈るバラードの世界

パフォーマンスがメインな音楽番組でのイメージから、出オチとも言われるようなネタ曲ばかりと思われがちなゴールデンボンバーだが、その実かなり曲のレパートリーが多い。

その中で私が特に推したい要素は、世間一般の彼らのおちゃらけたイメージとは離れた“バラード曲”にある。

もしも日々の生活にちょっぴり疲れてしまった人がいたら、『ドンマイ』や『らふぃおら』という曲を聴いてみてほしい。

頑張れよと鼓舞するでもなく、負けるなよと励ますでもなく、ただ、「苦しいよね、分かるよ。僕も同じだよ」と寄り添う。素朴で飾らない歌詞はストレートに心へと響き、社会の荒波を生きる上で降り積もる小さな痛みや傷痕をそっと癒やしてくれる。

これこそ巧妙なトラップだと私は思うのだ。しかも狙ってやっているわけではないからさらにしんどい。

あんな破天荒なイメージばかりが先行するドタバタ系エアバンドが、その裏側でこんなに優しく繊細な曲を歌うの? そんなギャップ、惚れ落ちるしかないじゃないか!

■誰が欠けても成り立たない絶妙なバランス

では、そんな魅力的なバラードは誰によって生み出されているかというと、答えは簡単。バンドの始祖であり中心であるVo-karu:鬼龍院翔だ。

彼はほぼ全てのゴールデンボンバーの楽曲を作詞・作曲し、編曲にも携わっている。プロモーションもPV案もギターソロ案も、何から何までこの人がいないと始まらない。ちなみに私が心臓を捧げている最推しである。

じゃあその他3人は何もしていないのかというと、そうではない。実はライブで大活躍している。

Gita-:喜矢武様(通称・キャン様)は手先が器用で、ギターソロで登場するダンボールアートは彼の手作りだし、Be-su:歌広場さんは振り付けや煽りが抜群にうまい。Doramu:樽美酒さんに至っては美しすぎる裸体一つで会場のボルテージを最高までブチ上げる。

「愉快なだけじゃない。私が「ゴールデンボンバー」を推す理由」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る