リチウムイオン電池向け電解質市場、Kaixin、Guotai、Capchem、ShanShanなど中国メーカーがシェアを拡大中 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「リチウムイオン電池向け電解質:技術動向・市場予測 (~2025年)」 (SNE Research発行) の販売を4月20日より開始いたしました。
近年、二次電池市場は小型IT向けのアプリケーション市場からESS(エネルギー貯蔵システム)やEV(電気自動車)市場へと拡大しています。充電式バッテリーを開発し、業界を開拓したパナソニック、ソニーなどの日本企業は、サムスンSDI、LGケミカルや中国の新興企業ATL、BYD、LISHEN、BAKとの競争で市場から追い出されてしまいました。中国企業は、中国政府からの支援と無制限の可能性を秘める国内市場を足掛かりに市場シェアを拡大しています。EV市場の拡大により、米国やドイツも大容量二次電池の製造や素材へ関心を示していますが、当面は韓国、中国、日本の3カ国による二次電池体制が続くと見込まれています。
電解質は、溶媒、リチウム塩、添加剤から構成されています。その特性から、電解質はリチウムイオン二次電池メーカーと共同で開発されることが推奨されます。IT向け小型製品の場合、開発期間は3〜4ヶ月と短く、xEV用電解液は開発および評価に1年以上が必要です。
電解質市場は日本と韓国が支配してきましたが、最近では中国企業の急成長により、中国との競争も避けられません。韓国で電解液を大量生産および供給しているPanax e-tec、Soulbrainなどは、大手リチウムイオン二次電池会社であるSamsung SDIと共に電解液サプライヤーとして成長を遂げたとも言えます。日本では、三菱ケミカルが顧客のポートフォリオを多様化し、IT向け小型バッテリーやxEV向け中型および大型バッテリーを生産することにより、世界最大の市場シェアを維持しています。中国メーカーでは、Kaixin、Guotai、Capchem、ShanShanなどが市場シェアを拡大しています。
電解液の主成分であるリチウム塩(LiPF6)の約80%は日本の3社から供給されており、韓国では唯一のリチウム塩供給会社であるKorean Foosungが量産を行っています。