テレ朝爆下げ↓・日テレ爆上げ↑テレビ局のコロナ明暗

日刊大衆

テレ朝爆下げ↓・日テレ爆上げ↑テレビ局のコロナ明暗

 4月12日、『報道ステーション』メインキャスターの富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウイルスに感染していることが発表されてから、テレビ朝日は大荒れだ。

「富川アナの感染そのものは気の毒としか言えませんが、問題は感染発覚までの経緯。

 4月21日の『AERAdot.』でテレ朝関係者が明かした話によると、富川アナは在宅勤務だった4月3日の時点で38度の発熱を確認していたそうです。

 ここからが問題なのですが、富川アナは4日の時点で番組のチーフプロデューサーに“倦怠感も苦しさもないが熱っぽい。明日、様子を見て受診するかどうかを考える”と話したものの、5日に平熱に戻ったことで、受診を怠った。この段階で、富川アナも、そのまま番組を続けさせたプロデューサーも、すでに判断を誤っていますよね。

 その後、息切れやタンのからみなど、熱以外の部分で異常が続いたものの、結局、9日まで出社。そして、10日にようやくPCR検査を受けて、11日に正式にコロナの陽性反応が判明したといいます。

 4月21日の『デイリー新潮』では、9日の放送終了後時点で上層部は富川アナの不調を聞いていたのに、現場のスタッフは“自局のアナがコロナ感染”という事実を、他メディアの報道で知らされるという事態になり、“会社はなぜもっと早く知らせなかったのか”と怒りの声が渦巻いている、と報じています」(テレビ誌記者)

■内村のプロ意識に救われた日テレ

 富川アナに続いて、同番組のチーフプロデューサーや、フリーアナウンサー・赤江珠緒(45)の夫であるチーフディレクターもコロナ陽性が判明。

 テレビ朝日は社屋を17日から19日まで入館制限して、全館を消毒したが、時すでに遅しといった感じだ。

 テレ朝が困窮する一方で、対照的なのが日本テレビだ。

「たとえば、報ステ出演者の徳永有美アナ(44)の夫、ウッチャンナンチャン内村光良(55)です。14日に内村は所属事務所の公式サイトで、“家族ともに、現在、平熱で咳などの症状もありません”と、徳永アナと、長男、長女が無事であることを明かしていますが、これは内村夫婦が初期から高いプロ意識をもって、仕事に臨んでいたことが大きい。

 内村と徳永は、コロナ騒動のかなり初期から夫婦で別居生活をしていて、子育ても分担して行うように努めていた。極力、2人の接触を避けていたという話を、お笑いプロ関係者が明かしています。

 この対策が功を奏して、“内村は感染の危険性なし”と判断され、19日の『世界の果てまでイッテQ!』2時間スペシャルでも、内村が1人出演して、スタジオ収録ができたわけです」(テレビ局関係者)

■藤井アナが名言連発で人気爆上げ!

 報道番組でも、『news every.』の評価が爆上がり。

「メインキャスターの藤井貴彦アナウンサー(48)の視聴者への呼びかけが、大いに話題になっています。

 藤井アナはコロナ関係のニュースを報じた後に一言メッセージを添えることが多いのですが、これが“これぞ報道番組”“言葉のやさしさに泣ける”“きれいな言葉で言語化できるの尊敬する”と、大反響。

 いくつか抜粋すると、4月16日は“医療従事者の問題”に対して“命を救う人が孤立をしています。当たり前だった医療体制への感謝と共に、医療従事者への心のサポートが今こそ必要です”、

 4月17日には緊急事態宣言について“過去は変えることはできませんが、まだ2週間後の未来を変えることはできます”、

 デリバリーや宅配関係、自粛によるストレスについて、“感染防止を徹底したうえで一言お互いに「ありがとう」と言えたらホッとするかもしれません”、“他人を思いやる心まで失わないでいる事、これが大切です”

 などなど、コロナ騒動で余裕がなくなって、心が荒みがちな視聴者に、エールを送っているんです」(前出の関係者)

■テレ朝上層部への不満が募る

『報ステ』に限らずテレビ朝日は、コロナに対する見通しが非常に甘かったのではないか、と訝しむ声もある。

「4月14日発売の『女性自身』(光文社)では他局に比べてドラマやロケの撮影自粛が遅れていたことが報じられていたり、4月21日の『SmartFLASH』では、“他局は感染防止対策に社屋の入り口を1か所だけにしていたのに、テレ朝は複数のまま”、“富川アナはむしろ感染防止に努めていた”“在宅勤務ができたのは幹部クラスのみで、現場は“3密状態”のままだった“と、テレ朝関係者が明かしています。やはり、危機管理が甘かったとしか思えません」(冒頭のテレビ誌記者)

 2019年度の視聴率は、日テレは3冠を達成したものの、2位のテレ朝とはわずか0.2%の僅差。富川アナ感染前の『報ステ』はコロナ禍で報道番組の需要が高まっていたこともあり、3月26日、4月2日には19.9%(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区)という数字をたたき出していた。

 富川アナが出演できなくなった13日は、彼の体調を報じたため視聴率は17.3%と好成績を残したが、全スタッフが待機となった状況は痛い。

 追い上げムードにあったテレ朝だが、日テレの間に、また大きな差が開いてしまうのか……。

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