堂本光一、替え歌披露でわかった「異次元ジャニーズ」の実力

日刊大衆

堂本光一、替え歌披露でわかった「異次元ジャニーズ」の実力

 KinKiKids(キンキ)の堂本光一(41)が、4月22日にジャニーズ公式YouTubeチャンネルに投稿した替え歌が、話題となっている。

「キンキの大人気ラブソング『愛のかたまり』のパロディ『家のかたまり』を披露しました。

 動画は、まず『愛のかたまり』のメロディが流れ始めて、ヘッドホンをした光一が真面目な顔で歌い始めるんですが、歌詞が“一瞬で体温蘇っても2メートル以上あけましょう”“手洗いうがいは私だけのためじゃないから”など、コロナ対策を啓発したメッセージに替えていきます。

 本来のサビは、

“思い切り抱き寄せられると心 あなたでよかったと歌うの クリスマスなんていらないくらい日々が愛のかたまり 明日の朝も愛し合うよね”

 これが、『家のかたまり』の場合、

“思い切り抱き寄せられると”近い” あなたも家で歌うの(stay at home) ウイルスなんていらない 日々が家のかたまり 明日の朝も自粛するよね”

 光一の抜群の歌唱力や、切なげに歌う姿と歌詞のギャップにコメント欄は大いに沸きました(笑)。

“41歳とは思えない美しい顔で代表曲の替え歌で笑いを取りつつ自粛について啓蒙するあなたこそ完璧なアイドルです”“いつもより真面目な顔して何歌っとるねん(大好き)”“抱き寄せられると『近い』でお茶吹いたw”などなど、大盛況です」(Webライター)

■当時は異例尽くしだったキンキ

 キンキは1993年に結成された堂本光一と堂本剛(41)によるユニットで、ジャニーズにとっては初の“2人組ユニット”で“関西出身グループ”だった。

 デビュー曲『硝子の少年』も、アイドルらしからぬ暗めの歌詞やメロディが一世を風靡。いろいろと異色のジャニーズだった。

「97年のポテトチップス『オー・ザック』や、2008年の『アサヒ十六茶』CMを見ていると分かりますが、“カッコよさ”よりも“シュールなギャグ”を求められることも多く、関西弁や2人の掛け合いも相まって、お笑い芸人のような印象を受けていた人も多いでしょうね」(女性誌記者)

 特に光一は、いろいろな点でほかのジャニーズとは一線を画していた。

「まず、ファンやバラエティでも容赦なく毒を吐く(笑)。ライブで“目があった人~?”と聞いておいて、“ぜんっぜん見てねえから!”とバッサリ切り捨てたり、2014年の『王様のブランチ』(TBS系)で1万円超えのシャツについて“1万⁉ 布だぜ⁉”と発言して話題になったこともあります。

 さらに今年3月14日放送の『KinKiKidsのブンブブーン』(フジテレビ系)では、NEWS小山慶一郎(35)が光一主演の舞台に出演した際に居眠りしてしまい、出番に間に合わなかったことについて”死ねばいいのに!”と、ジャニーズらしからぬ強烈な発言も見られました。

 ただし、ファンに対してはキツい発言をしたあとのフォローも欠かさないため、ツンデレトークとして好評で、“塩対応”の元祖と称する声もありますね」(前出の記者)

■舞台にかける情熱はジャニーズ随一

 小山に対する発言を見ても分かるように、光一は舞台には非常に真摯でストイックな姿勢で取り組んでいる。

「帝国劇場では2000年から現在に至るまでミュージカル『SHOCK』シリーズを続けていて、2004年からは脚本・演出・音楽にも参加。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のディレクターを務めた経験もある、世界的に有名なダンサーで振付師のトラヴィス・ペイン氏が“演技、歌、ダンス、アクションのすべてを、一つの舞台でここまで一人でこなす人はたぶんいないよ”と評したほどです。

 コロナ禍の影響で休演となってしまった今年の『SHOCK』でもくじけず、インスタグラムを利用して公演を全編生配信しています」(前出の女性誌記者)

 最近では積極的にウェブに対応しているジャニーズ事務所だが、かつてはネットに否定的で顔写真すら出さなかったことは有名。2020年5月号の『日経エンタテインメント!』(日経BP社)のエッセイで光一は、

「こうした事態でなければやってなかった」、「(インスタ配信を)常識としていないのがうちの事務所なので、すんなり許可が降りたわけではない」

 とつづっている。

■ジャニー喜多川社長との絆

 先代社長のジャニー喜多川氏は、舞台作品のプロデュースや演出に力を入れており、『SHOCK』も、光一自身に交代する2005年まではジャニー氏が作・構成・演出を手掛けていた。

「生前のジャニー氏はしょっちゅう光一を叱っていて、剛が褒められる一方でいつも“YOUヤバいよ”と言われていたと『日経エンタテインメント!』2016年4月号で明かしています。

『SHOCK』でも、2017年2月放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、2005年の舞台で光一がジャニー氏に代わり演出などを担当することになり“YOUの好きなようにやりなさい”と背中は押されたものの、クライマックスの演出で揉めて、“勝手にすればいいじゃないすべて!”とジャニー氏が激怒して帰ってしまったことを話して、共演者を驚かせています」(前出の女性誌記者)

 しかし、それらの発言は、ジャニー氏の光一への期待から出ていたものだったという。

「ジャニーさんは生前”光一たちにすべて任せられる“と言っていて、ジャニー氏の“お別れ会”でも、光一は”ジャニーさんの愛情なのはわかっていたし、また“最悪だよ!”と言ってほしい“と、2人の親子のような絆を感じさせる発言をしています。

 また、“ジャニーさんの演出を受けられたのは幸せなことだった”“継承というと大きすぎるけど、自分も後輩に力添えができればいいなと思う”と話していました。

 その後、2019年10月の『FRIDAY DIGITAL』では、光一が自分の舞台稽古の合間を縫ってまで後輩に指導していることや、Jr.にとって光一がかつてのジャニー氏のような存在になりつつあることが報じられています。

 光一は、舞台に関して、ジャニー氏の正統な後継者だと思いますよ」(前同)

 今後も光一はジャニーズとして、舞台役者として、異次元の活躍を見せてくれることだろうーー。

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