武井壮や山下達郎が!「大人のラジオ番組」

日刊大衆

武井壮や山下達郎が!「大人のラジオ番組」

 新たなメディアが次々と登場する中、変わらず愛され続けている音声だけの放送。人気再燃のその魅力とは!?

 新型コロナの影響もあって、ラジオのリスナーが増えているという。『必聴ラジオ100』(三才ムック)などの著書もある熱烈ラジオリスナー・やきそばかおる氏が解説する。「在宅勤務やテレワークになって、ラジオを聞きながら仕事をしている人が多くなったんでしょうね。実際、ラジオ局のスタッフに話を聞くと、コロナ以降、リスナーからの投書や音楽のリクエストが増えているそうなんです」

 リスナーが増えた原因はもう一つ。ラジオ番組をスマホやパソコンで簡単に聞けるアプリ「radiko」の普及も大きいようだ。「これを使うと、自分が住む地域のラジオ局番組を無料で、安定した音質で聴けますからね。ラジオリスナーはもともと40〜50代がコア層でしたが、最近は20〜30代にもラジオファンが広がっています」(やきそば氏=以下同)

 では、『週刊大衆』読者が楽しめるラジオ番組は、どんなものがあるのか。やきそば氏にピックアップしてもらった。

 まずはスポーツ関係。これは、アスリートタレントの武井壮がパーソナリティをしている『ATHLETE HIGH』(J-WAVE=月曜26時30分〜27時)がオススメだ。番組では、ゲストにマラソンの瀬古利彦氏や女子ホッケー選手など、多彩なアスリートを招いてトークを展開。「武井氏は勉強家で、ゲストより、そのスポーツのルールに詳しいこともあるほど。その分、アスリートたちの苦労や喜びに迫るトークが面白いんですよ」

 音楽ファンに、聴いてもらいたいのが『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』(JFN=日曜14時〜14時55分)だ。

 番組はシンガーソングライターの山下達郎が個人でコレクションする1950〜60年代オールディーズ音楽の紹介と、リスナーの手紙で構成される。山下は音質や選曲に徹底的にこだわり、場合によっては番組でかけるレコードを、自宅でオンエアに適した音質に調整してから放送しているという。「このこだわりが受け、最近は音楽好きの若いリスナーも増えています。番組は、さながら世代を超えた音楽好きたちの広場のような感じになっていますね」

■伊集院光は時事ネタや芸能界ネタを

 芸能人がパーソナリティの番組では、『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ=月〜木曜8時半〜11時)がイチ押しだ。

「時事ネタや芸能界ネタを中心にゲストとおしゃべりをする情報番組ですが、一つのネタを時間をかけて、じっくりと掘り下げる。だから、聴いてるほうも“なるほど”と思うんですね。テレビと違って、細切れの短いコメントだけにはならない、ラジオならではのメリットと言えます」

 1977年にスタートした『おはようパーソナリティ 道上洋三です』(ABCラジオ=月曜〜金曜6時30分〜9時)は、大阪のラジオ局だけに“熱烈阪神”の立場を前面に打ち出す。

「阪神が勝ったときは、道上さんが『六甲おろし』を熱唱し、負けたらボヤきまくる。こんな阪神愛が虎党にウケるんですね。こんなローカル性もラジオの面白さだと思います」

 神奈川・湘南海岸の四季折々の景色や話題を届ける『SHONAN by the Sea』(FMヨコハマ=日曜6時〜9時13分)は、パーソナリティ・秀島史香の声が、まるで青い海を吹き抜ける海風のように爽やかで心地よい。「コロナでささくれ立った心がスッと癒やされます」

 日本にはラジオ放送局が100社以上あるという。鬱陶しい自宅待機をラジオを聴いて乗り切ろう!

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