井ノ原快彦『特捜9』に危機!東山、NEWS加藤…J禅譲でブッ壊れ作品

V6の井ノ原快彦(43)が主演を務めているドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)。
同ドラマは2018年から放送を開始し、2020年4月よりシーズン3が放送されており、4月8日の初回放送は平均視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好スタートを切った。
主演の井ノ原はシーズン3スタートにあたって「約1年ぶりに『特捜9』の撮影が始まりましたが、改めて感じるのはみんなのテンションがとても高いこと! 俳優さんもスタッフさんも声が大きくて、ロケをしていると周りの方がビックリするんじゃないかと思うほどです」と意気込みを語っている。
4月28日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、そんな『特捜9』の現場で“内紛”が起きていると報じている。
「同ドラマの前身は2006年から2017年まで放送されていた『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)です。主演を務めていた渡瀬恒彦さん(享年72)が2017年3月に逝去したため、『9係』に出演していた井ノ原が引き継ぐ形で『特捜9』が始まりました。
ところが、2019年放送のシーズン2から、番組の若返りを図るために『9係』時代から番組に関わっていたベテランスタッフがリストラされてしまったんです。また、『9係』時代から唯一残っていたプロデューサーのA氏を現場から外すことも検討しているといいます」(テレビ誌ライター)
『週刊女性』によると、井ノ原が所属するジャニーズ事務所が、さらなる番組若返りのためスタッフの一新や功労者であるA氏を“切る”ことを提案したという。
「そのことを知った俳優の津田寛治(54)が、“信頼しているスタッフが次々と去り、続けていく意義が感じられない”と、今シーズン限りでの降板を決めているということです。津田は『9係』時代から出演していて『特捜9』でも重要な役柄を演じています。彼が抜けるとなると、渡瀬さん時代からのドラマファンは相当失望するでしょうね……」(前出のテレビ誌ライター)
■TOKIO松岡、関ジャニ大倉も時代劇に
井ノ原は『特捜9』だけではなく、テレビ東京系の『出没!アド街ック天国』も“引き継いでいる”。前MCの愛川欽也さん(享年80)の急逝を受け、2015年4月より井ノ原がMCに就任した。
「テレビ界ではジャニーズタレントが番組を“禅譲”されるケースは珍しくありません。それは彼らが固定ファンを持っていること。それが視聴率の底上げにつながってくる。また事務所のパワーでしょうね。ジャニーズ事務所と良い関係を築いておけば、その番組以外の部分でのメリットも期待できますからね。
最近では新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)に代わって、嵐の相葉雅紀(37)が『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)のメインMCに昇格しましたよね。
また、ドラマでもこういったケースは少なくない。東山紀之(53)は現在、佐藤浩市(59)や中村雅俊(69)が主演を務めていた『棟居刑事シリーズ』(テレビ朝日系)を引き継いでいます。また、藤田まことさん(享年76)の中村主水でお馴染みの人気時代劇シリーズ『必殺仕事人』(テレビ朝日系)も、現在では東山が主演。2007年から引き継ぐ形になり、現在は年1回のスペシャルドラマとして放送されています」(芸能記者)
『必殺仕事人』シリーズには東山以外にも、TOKIOの松岡昌宏(43)、関ジャニ∞の大倉忠義(34)、Hey!Say!JUMPの知念侑李(26)らも出演するようになってきている。
「ジャニーズファンにとっては嬉しいでしょうが、往年の時代劇ファンの中には、“時代劇がジャニーズ一色になってしまうのはちょっと……”と感じる人がいるのも事実。実際、SNS上でも“必殺仕事人も重みや渋みが無くなったな””東山も悪くはないけどまだ渋みや重みが足りない”“必殺仕事人は東山紀之はミスキャストだと思う・・・イケメンすぎるし、情けない亭主のイメージが無さすぎる。逆に昼の情けなさと、仕事中のシリアスを演じ分けた藤田まことは素晴らしい”といった声がありますね」(前出の芸能記者)
■「稲垣吾郎の金田一耕助は悪くなかったのに…」
NEWSの加藤シゲアキ(32)は、2018年より『金田一耕助シリーズ』(フジテレビ系)で主人公の金田一耕助を演じている。
「2018年の『犬神家の一族』、2019年の『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(ともにフジテレビ系)が加藤の主演作です。金田一耕助といえばこれまで、石坂浩二(78)、古谷一行(76)をはじめ、稲垣吾郎(46)や長谷川博己(43)など、演技派でミステリアスな雰囲気をまとった名優たちが演じてきました」(前同)
2018年に加藤が主演を務めた『犬神家の一族』が放送された際には、「ジャニーズが悪いわけじゃない。ジャニーズにしても演技できる人にして欲しかった」「稲垣吾郎の金田一耕助は悪くなかったのに、何故こんなことに……」「金田一役の加藤シゲアキだけが、演技下手で浮いてる」と、不評の声も上がってしまった。
「これまでの金田一と比較されてしまい、求められるハードルが高いため酷評も出てしまったのかもしれません。加藤の金田一が定着するかはまだ分かりませんが、今後は作品の世界観を壊さないような好演を期待したいですね」(同)
今後も、大物俳優、司会者からジャニーズタレントが引き継ぎ、番組を継続するケースは増えていきそうだが……。