毒グモに噛まれた男性、プライドが邪魔をして病院に行くのが遅れ死亡 母親が悲痛な訴え (2/3ページ)

リアルライブ

夜行性で大人しい性格だが、家屋周辺に生息していて人間との接触機会が多い。暗く狭い場所を好み、家具の裏やゴミ箱周辺、玄関の下などに巣を作るという。

 アメリカ総合的病害虫管理プログラムの報告によると、ドクイトグモに噛まれた場合、刺すような痛みがあるそうだが、何も感じない人もいるという。噛まれた傷口は赤く腫れて徐々に痛みが発生するが、噛まれても90%の人はそのまま自然治癒し、死亡例は極めてまれだという。なぜ一部の人が重症化するのかは分かっていないが、噛まれた時に注入される毒の量に関係があるとされている。特に基礎疾患のある人や子供は重症化のリスクが高くなるそうで、注意が必要のようだ。
 
 ドクイトグモに噛まれて死亡した例は、2014年7月にアメリカ・ミシガン州の当時58歳の女性が愛馬と出かけた際に、右脚をドクイトグモに噛まれて死亡したケース、イタリアで2015年11月に地下室を掃除中に当時65歳の女性がドクイトグモに中指を噛まれて死亡したケースなどが数件報告されている。いずれも病院へ行くまで数日要しており、イタリア人女性の場合は基礎疾患があったと、『CBS Detroit』および『Live Science』がそれぞれ報じている。
 
 クモなど毒を持つ生き物に噛まれた場合は、早めに病院へ行くことが大切だ。男らしいプライドを守るよりも、命を守る方が大切なのは言うまでもない。

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