ロックダウンから1ヶ月経ったドイツの今 小麦粉ではなくドイツならではの商品が品薄に? (2/3ページ)

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一時、ドイツ語でドライイーストを意味する『Hefe』がドイツのツイッターでトレンド入りしましたが、この方法でドライイーストを作ったという報告が多く見受けられました」(前出・同)

 一方、外出禁止が続く中で、ドイツ人の特徴がよく表れているのがビールの消費だ。海外ニュースサイト『Yahoo Finanzen』の4月25日の記事によると、4月のビールの売り上げは、2019年8月から2020年1月のビールの平均売り上げより26パーセント増加しているという。『キリンホールディングス株式会社』の2018年の調査によると、日本人の国民一人当たりのビールの消費量が約40リットルなのに対し、ドイツ人の国民一人当たりのビールの消費量は約101リットルだった。ドイツ人は日頃からビールを好む国民性だということが分かる。
 「こんな時でもビールを楽しもうというのはドイツ人ならではでしょう。この時期は例年、ビアガーデンがオープンして朝から晩までにぎわうのですが、今年は外に出られない代わりに、自宅でビールを楽しもうとしているのだと思います。スーパーではビールを何ケースも買い、車に積む人をよく見かけますね。在庫がもともと多いのか、品薄にはなっていません」(前出・同)

 4月27日からホームセンターの営業が許可されるなど、少しずつ規制が緩和されつつあるが、いまだに外出は制限されている。しかしドイツ人は自分たちなりに自宅での楽しみを見つけているようだ。

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