ヒカルは新ビジネス・はじめしゃちょー冷や汗...YouTuberサバイバル

日刊大衆

ヒカルは新ビジネス・はじめしゃちょー冷や汗...YouTuberサバイバル

 大人気YouTuberのはじめしゃちょー(27)が、5月1日の『スッキリ』に出演。増え続ける芸能人のYouTube参戦について本音を吐露し、話題となっている。

「はじめしゃちょーは芸人YouTuberについて、

“複雑な心境”、“YouTube界が盛り上がるのはうれしいけど、ヒヤッとする自分もいます”

 と、明かしています。たしかに、ここ1、2年で、お笑い芸人以外にも一気に急増しましたからね。ネット配信に消極的だったジャニーズですら、率先してYouTubeを利用しています。今後も、芸能人YouTuberは減ることはないでしょう」(ITメディアライター)

 2018年にキングコング梶原雄太(39)が、事務所のバックアップのもと、カジサックとしてYouTubeを始めたころから、芸能人YouTuberは増え続けている。

「“闇営業”でイメージが悪化した宮迫博之(51)や、芸風が放送コード的に厳しい江頭2:50(54)など、地上波に出にくい芸能人にとっては最高の土壌ですからね。

 ほかにも利点はあって、アーティストはMVを、芸人はネタ動画を公式配信することで、違法アップロードを減らして収益を得ることもできる。

 くわえて、新型コロナウイルスで外出はおろかテレビ収録すら困難な現状、芸能人にとっても視聴者にとっても、YouTubeの需要は増すばかりです」(前出のライター)

 この芸人参戦の波にさらに拍車をかける発表が、4月28日に行われた。お笑い界のトップ吉本興業と、YouTuber業界の大手事務所UUUMが、資本業務提携を公表したのだ。

■吉本とUUUMが提携を発表

「吉本所属のタレントの約800チャンネルは、UUUMのサポートを受けることになりました。

 今年に入ってから、UUUMは所属していた大手YouTuberの退所ラッシュが続いています。2月には日本一の登録者数545万人を誇る、大食いYouTuber・木下ゆうか(35)が退所していますよね。

 クリエイターが増えたり、コラボ企画が行いやすくなるUUUMにも、ノウハウが学べて仕事の幅が広がる吉本にも、まさにwin-winの関係でしょう」(お笑い雑誌記者)

 芸能人YouTuberの爆発力は、一般YouTuberのそれとは比べ物にならない。約2か月半で登録者数200万人を突破した江頭2:50の『エガちゃんねる』が好例で、芸能人はYouTubeを始めさえすれば誰でも売れるかのようなイメージがある。

 しかし、実際は人気タレントだからといって、うまくいかないケースも多い。

「わかりやすい例だと、アンジャッシュ渡部建(47)の『アンジャッシュ渡部チャンネル』や、小島よしお(39)の『おっぱっぴーチャンネル』ですね。

 渡部は自分の得意分野である“グルメ”をメインとした動画づくりをしているのですが、チャンネル登録者数約4.9万人で、再生数が5万を超えない動画がかなりある。ふつうのYouTuberならそれなりですが、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などでMCを務めるクラスの芸人としてこの数字はちょっと低いですよね」(前同)

 小島よしおも、人気が出てきたのはコロナ騒動で動画の方針を変更してからだ。

「小島はコロナの影響で休校状態の小学生を対象にした『小1~6向けの算数』動画が好評で、チャンネル登録者数が2.8万人、5万前後の再生数を得ていますが、これは本当に最近の話。

 3月の時点では、歌や踊りをメインとした動画(現在はほとんど削除済み)をメインに活動していたんですが、登録者数7570人で、再生数は5000いかないことも多く、かなり悲惨な状態でした。人気芸人でも、意外と稼げないんですよ」(前同)

■芸人がYouTuberにコンサルを受ける時代

 YouTuberを対象にした、コンサル事業は需要が大きい。詐欺まがいの商材も出回ってはいるが、実際にwin-winの関係を築いたYouTuberもいる。

「2017年、シバター(34)は“3か月100万円”という条件下で、替え歌YouTuber・ウタエルをコンサルしています。

 育成は成功し、ウタエルは登録者数34.3万人に達し、再生数は低くても20万前後の人気YouTuberの仲間入りを果たしました。収益計算サイト『ソーシャルブレード』で計算した結果、月収は約200万円です」(ITメディアライター)

 相次ぐ芸能人参戦について、人気YouTuberヒカル(28)も、“知り合いの有名な芸能人”から、コンサルしてもらえないか、と相談されている。

「4月29日の『とある有名芸能人からYouTubeコンサルしてほしいと言われました…』でヒカルは、芸能人はポテンシャルは高いが、YouTubeの環境に適応できていないと見解を示し、

“無償でコンサルまで行くかわからないが、アドバイスや相談があれば答える”“興味ある人には返事します”

 と、有名人限定で呼びかけています。コンサル料は取らないと言っていますが、ヒカルにとってもメリットは大きい。多くの有名人と“コラボ企画”が行えますからね」(前同)

■コンサル相手を間違えると痛い目を見る

 実際に、ヒカルは宮迫やオリエンタルラジオ中田敦彦(37)など、多くの芸人や大物YouTuberとコラボしていて、毎回150万以上の再生数を記録している。

 ヒカルは具体的なコンサル内容として、

“動画の方向性であったりとか、中身とかですね。サムネイルのアドバイスとかできたりとか、タイトルとかアドバイスできたり、いろんなことできると思う”

 と話している。

「ヒカルの友人で年収5億円YouTuberのラファエルもこの話題に反応しています。ツイッターで、スタートダッシュに失敗している人が多いことや、悪質なコンサルに引っかからないように忠告していますね」(前出のメディアライター)

 ラファエルは、

”近寄ってくる奴は君に案件降って収益の◯%吸い取るのが目的で君を有名にしたい!とかって気持ちはないから”

“ある程度名前があるなら協力するし全部の条件聞いて最後に俺のとこに来てくれればいいと思う”

“YouTube盛り上げようとしてるタレントを目先の金で無駄に死なせたくないのが本音”

 と、ツイッターでつづっている。

「ゆにクリエイト所属のVtuber餅月ひまりは4月30日投稿の『広告でチャンネル登録者数を増やそうとした結果…すべてお話します』で、かつて悪質なコンサルの意見を鵜呑みにし、動画広告費で600万円を溶かしてしまったことを明かしています。芸人達には、実際に宮迫で結果を出しているヒカルのようなコンサルに出会えるといいですね」(前同)

 大きな転換期にあるYouTube業界。まさにサバイバルの様相を呈してきたーー。

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