預言者ムハンマドの盟友が眠るトルコ・イスタンブールの聖地「エユップ・スルタン・ジャーミィ」 (2/3ページ)

GOTRIP!

オスマン帝国を最盛期に導いたとされるスレイマン大帝、その後を継いだセリム2世の時代に大宰相として帝国の舵取りをしていたソコルル・メフメト・パシャの霊廟も、このモスクの敷地内にあります。

モスクは地震による損傷を受けて1800年頃セリム3世によって改修されました。毎日の決まった礼拝の時間以外にも多くの人が集まり、神聖な空間に満ちたモスクの中で静かにクルアーンを読んだり各々の祈りの時間を過ごしています。

モスクのすぐ横にはエユップの棺が安置されている霊廟があります。エユップの棺の前で祈りをあげようと、多くの人が入り口付近に列を成し、出口はいつも混雑しています。

霊廟の壁を彩る美しいイズニックタイルは、セリム3世がモスクを改修したときにもたらされたものです。人間業とは思えないような繊細な柄に、オスマン帝国時代の芸術のレベルの高さを感じずにはいられません。

イスタンブールを訪れたら、ぜひ聖地エユップにも足を運んでみてください。

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