「サンドウィッチマン嫌い」に猛批判!芸人が明かす「絡みづらい芸人」

5月5日、ABEMAで放送された『ABEMA的ニュースショー』にリモート出演したピン芸人の永野(45)が、絡みづらい芸人として「サンドウィッチマン」の名前を出し、ネットが騒然となった。
この日、番組にリモート出演した永野は、MCの千原ジュニア(46)から「もちろん嫌いではないし、認めてもいるけど、なんとなく絡みづらい。あの人がいたらなんかこう、本来の自分の力が発揮できないという人の名前を大きな声で」と振られると、しばらく顔をしかめて思いあぐね、意を決したように両手で顔を撫でると「サンドウィッチマン!」と大声で暴露。
スタジオにいたFUJIWARAの藤本敏史(49)が「うそぉ!」と声を張り上げると、永野は「本当です」とうなずいたのだ。
永野はその理由について「同じ事務所なんですけど、営業先の出番が“誰々、永野、サンドウィッチマン”という流れになる。いつも僕が騒いだあと、サンドウィッチマンが“やれやれ”という感じで舞台に登場する。お客さんにも“今、チンドン屋ふうなの見たけど、ここからが王道”みたいな空気を作られる」と明かした。
調子に乗ってきた永野は「漫才師全般が嫌いかもしれないですね」と口を滑らすと、ジュニアが「キライとかそんなことは聞いてない」とすかさずツッコミを入れる場面もあった。
今や国民的な人気を誇るサンドウィッチマンの名前を挙げた永野に対し、「ガチのやつ」「永野が一番絡みづらい。ドッキリでマジギレするし冗談が通じない」「いやいや、芸人ならサンドウィッチマンの直前に出られることを“おいしい”と思わなきゃダメでしょ」と、多くの批判が寄せられた。
■『ロンハー』で行われた“ガチ”アンケート企画
4月19日放送の同番組に出演した狩野英孝(38)も、ジュニアから「ちょっとやりにくい有名人を教えて」と問われた際、永野と同じように思い悩み、髪をかきむしったのち、意を決したように「インパルスの板倉さん」と回答。
その瞬間、スタジオのドランクドラゴン・鈴木拓(44)が「やめろ!」とツッコミを入れ、ジュニアは「わかるわかる、ちょっと合わへんのよな」と共感しつつ爆笑した。
狩野に続いて指名された鈴木は、少し間を開けて「アンジャッシュの渡部」と明かすと、視聴者からは「ぶっこみの拓」と声が上がった。
「別に仲が悪いわけではないですが、芸人仲間から“絡みづらい”、“やりづらい”と思われてしまう芸人は少なくないようです」(芸能記者)
2019年3月放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、「本音をあぶり出せ 芸人リアルアンケート調査」という企画が行われた。
芸人たちに匿名アンケートを実施するが、実は誰が書いたか分かることが本番で明らかになり、芸人たちは驚愕。
「絡みづらい芸人は?」という質問では、かまいたちの山内健司(39)が平成ノブシコブシの吉村崇(39)を挙げ「誰かと絡んで最後に跳ねて終わったのを見たことがない。もう破天荒でもなんでもないので、絡むメリットが見当たらない」と、冷静な分析を踏まえた回答をし、吉村は「シビれますよ」とショックを受けた様子だった。
千鳥の大悟(40)が絡みづらい芸人として挙げたのはNON STYLEの井上裕介(40)。その理由として「ツッコミが早い。正確にはまだちゃんとツッコめてはいない」と、ツッコミの技術についての厳しい指摘があった。
■さんまのフォローも空しく……
そんな中、アンケートの3位にはコロコロチキチキペッパーズのナダル(35)、2位はダイアンの津田篤宏(43)、1位にはパンサーの尾形貴弘(43)が選ばれた。
四千頭身の後藤拓実(23)は、尾形について「共演させてもらった時に収録が終わって“なかなかオイシくさせてあげられなくてゴメンな……”と言っていただいたのですが、周りをオイシくできるタイプではない」と回答。
また、トム・ブラウンのみちお(35)は「“どこ出身なの?”という質問の5分後に“あれ? 出身どこだっけ?”と聞かれ、その20分後くらいに“ごめんごめん、出身どこだっけ?”と聞かれ、答えると毎回“あ~そうかそうか”みたいな返しは、逆に怖いしとても疲れる」と回答している。
「『ロンドンハーツ』のアンケート企画は笑いに結びつきましたが、笑えない例もあります。スリムクラブの真栄田賢(44)は、2017年10月放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で、同じ沖縄県出身のガレッジセールのゴリ(47)のことを“正直に言いますけど、大嫌いなんです”と明かしています。
MCの明石家さんまさん(64)は真栄田の直球発言に“そんなことないやろ。ジョークやろ?”とフォローしようとするのですが、前田は“性格が(嫌い)……。自分の価値観を押しつけてくるんです”と理由まで語ったんです。
また、有吉弘行(45)は最初に共演した際、後輩のゴリから“有吉さん”と呼ばれていたといいますが、猿岩石解散後、有吉に仕事がまったくない時期にゴリが“ゴリエ”でブレイクした途端、“有吉!”と呼び捨てにされたと、過去にテレビやラジオで話しています」(お笑いプロ関係者)
■芸人界で一番絡みづらいのは…
2017年11月放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演したウーマンラッシュアワーの村本大輔(39)は、5人の芸能人から共演NGにされていることを明かしている。
「村本は、南海キャンディーズの山里亮太(43)や、平成ノブシコブシの吉村との不仲が伝えられてきました。2017年4月放送の『さんまのお笑い向上委員会』で村本と共演した吉村は、村本について“俺はすごい嫌いです。もう収録とか関係なしにやめません?”とまで話しています。
ここでもさんまさんが関係修復を促しましたが、“今日は無理です”と、仲直りすることを拒否しました。現在の関係は分かりませんが、村本を共演NGにしている芸人はいまだに多いようですよ」(前出のお笑いプロ関係者)
芸人といえば、空気を読むことや上下関係を重視するが、ガチで絡みづらい芸人にはお約束は通用しない!?