10万贈呈でどうなる?前ZOZO前澤氏「現金好感度」ヒストリー

日刊大衆

画像は前澤友作社長の公式ツイッターより
画像は前澤友作社長の公式ツイッターより

 新型コロナウイルスに関して、多くの有名人たちが寄付やチャリティを行うなか、ZOZOの前社長・前澤友作氏(44)も動き出した。

「10日に前澤氏は『前澤ひとり親応援基金』を創設。第1弾として、5月18日に10万円を1万人のひとり親に支給すると、ツイッターと公式サイトで発表しました。

 公式サイトでは、

“この基金をとても前向きな基金にしたい”“いろいろあった人たちが、堂々とそのカッコいい背中を子供たちに見せ続けられますように”と熱く理念を語っています。また、応募方法も“フォローやリツイートをせずに、アンケートだけで完結する”というプライバシーの配慮をしていて、

“少しでも多くのひとり親が応募出来るように…とのご配慮感謝です”” 素晴らしすぎる企画ですね!励みになります“” 政府の対応もゴタゴタしてるなか、一人親ににとって、とても心強く思います。ありがとうございます“

 と、数多くの感謝が寄せられています」(Webライター)

 前澤氏は、1998年に音楽関係の輸入通販ビジネスのため、有限会社スタートトゥデイを立ち上げ、これが年商1億円と大当たり。2000年には株式会社化し、04年にはファッションブランドのネット通販サービス『ZOZOTOWN』を立ち上げた。以降、前澤氏は大胆なお金の使い方がたびたび話題になるようになっていく。

「08年に企業家ネットワーク主催『企業家賞』を受賞したり、ビジネス界では前から有名な人でしたが、知名度が上がりはじめたのは11年ごろ。地元愛の強い前澤は、千葉マリンスタジアムの施設改修費として1億円をポケットマネーからポンと出したことで、一躍話題になりました。

 また、東日本大震災の際はチャリティーTシャツを約17万枚を販売。売り上げの全額約3億5000万円を義援金として複数団体に寄付しています」(前同)

■寄付や美術品蒐集などで巨額を動かしていた

 12年11月に『公益財団法人現代芸術振興財団』を設立したのを皮切りに、美術品のコレクターとしても知名度を高めていった。

 16年に約25億円でパブロ・ピカソの『女性の胸(ドラ・マール)』や、17年に約123億円のジャン=ミシェル・バスキアの『Untitled』を入手したり、数えきれないほどの美術品をジャンル問わず蒐集していて、私設美術館の設立も予定していることも明かしている。

「東日本大震災以外の寄付活動などにも熱心で、16年4月16日には熊本地震の被災地である熊本県と大分県に1000万円ずつ寄付。さらに、19年9月には台風15号で壊滅的な被害を受けた千葉県南房総市や鋸南町などの3市1町に各1000万円ずつ寄付しています」(芸能記者)

 このように豪快なおカネの使い方や、“元ミュージシャン”という異色の経歴から有名だった前澤氏だが、やはり本格的に一般層にも名前が知れ渡ったのは、18年4月に女優・剛力彩芽(27)との交際が報じられてからかもしれない。

「しかし、18年に開発した“着てスマホで撮影すれば採寸できる”『ZOZOSUIT』が商業的に失敗。18年4~9月期の連結決算は前年から大きく数字を落とし、19年の1月末にはPB事業が125億円の赤字を出してしまい、同年9月12日にはZOZOがヤフー傘下に入ったのを機に社長を退任し、13日に改めて株式会社スタートトゥデイを設立。

 その後11月29日には、株式の売却代金と借金の返済額を通帳に記帳する様子を『1000億円を通帳に記帳してみた』というタイトルでYouTubeに投稿。残高約964億円という規格外の預金を披露し、世間を仰天させました。

 なお、剛力とは19年11月に破局が報じられましたが、今年5月に復縁したことも明らかになっています」(前同)

”総額1億”のお年玉企画がプチ炎上

 前澤氏の人気を語るうえで欠かせないのが、“お年玉”だろう。

『ZOZO』社長時代の2019年1月5日にツイッターで「100人にそれぞれ100万円ずつ(総額1億円)のお年玉をプレゼントする」と発表し、大きな話題となった。

「お年玉企画は大いに盛り上がり、当選発表日だった1月8日には、前日に1843円だったZOZOの株価が2066円まで急上昇する現象も起きました。フォロワーは5日時点では50万人だったのが610万人まで急増し、リツイートの数も554万回を突破。世界記録の335万回を超えたんです。当選者はマイホームの購入などを報告していて、大賑わいでした。

 しかし、2020年1月に実施した同じく”100人×100万円のお年玉企画”は、卒業旅行に行きたい高校生グループが土下座してお願いするツイートを取り上げ、“卒業旅行楽しんできてねー”とツイートしたことで炎上。素直に当選した高校生を祝福する声は多かったのですが、“土下座して媚びる貧民と、憐れんで金を渡す金持ち”“結局、抽選じゃなくて理由見て選んでる”と、嫉妬の様な声が続出。まあ、さすがに土下座は見ていて気持ちのいいものではないですよね……」(前出の芸能誌記者)

 好感度に関してはアップダウンを繰り返してきた前澤氏だったが、今年4月23日には新型コロナウイルスで経営難に苦しむ中小企業を対象に、館山市が『前澤友作館山応援基金』として、総額3億6000万円の緊急経済対策を行い、評判を取り戻した。

「そこに来て、今回の『ひとり親基金』です。有事の際に迷わずお金をしっかり使う姿勢に好感度は爆上げですよ。剛力の復縁についても“剛力彩芽さんが惚れるのも納得する”“剛力彩芽と幸せになってくれええ”と、交際が報じられた18年に比べて、好意的なコメントが目立っていますね」(前同)

 今年4月にアメリカの経済誌『フォーブス』が発表した2020年版の日本長者番付によると、前澤氏の保有資産は約2030億円で、23位。2019年版の22位から下がってしまったが、それでも潤沢な資産があることが分かる数字だ。

 使うときにはカネに糸目を付けない前澤氏。有事のときほど、好感度が上がるタイプなのかもしれないーー。

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